キング列車追跡シリーズ４
飯田線豊橋発14:09 辰野行き　1225M 

日本が一番元気だった時代を駆け抜けた歴史的音源を発掘！

鉄道×音楽のジャンルを確立したサウンドクリーター集団“SUPER BELL”Z”野月氏が各音源にライナーノーツを寄稿。

現在はほとんどの列車で連結されることが無くなった“食堂車”の雰囲気や、車掌区（車掌）によって車内案内放送の仕方の違いが判り、各駅の到着では構内に響く訛り有る構内放送、車内販売のアナウンスなど、昭和の香りが密閉されたタイムカプセル的収録。

現在では聞くことの出来ないモーター音や車内音など、鉄道ファンに直球勝負出来る音源を復刻。自宅の鉄道模型を眺めながら、路線図・時刻表と共に楽しむなど、ファンそれぞれの楽しみ方が可能。 

当時、流電編成が入る運用（30番台）で唯一、豊橋−辰野間ロング・ランする1225M。運転室、運転席でのATS作動音やタブレット（通票）の交換確認風景、車内に聞きえる力行時のMT30形主電動機の吊り掛けモーター音など、特に湯谷付近での山間部に響くモーター音は必聴。  

●SUPER BELL”Z野月貴弘氏の推薦文
名車「流電」つりかけ音も高らかに！
キング列車追跡シリーズ さよなら！流線形クモハ52
旧型国電の王国でとらえた最後の走行音・・・
国鉄監修のもと迫力の走行音を実況録音、生きている情景がそこにある・・・！
京阪神地区で活躍を続ける「新快速」のルーツともなった急電用クモハ52の、晩年の飯田線での活躍を収めたのが本ＣＤだ。「旧型国電」が当時集中して配置されていたことで、ファンの来訪が絶えなかった飯田線。その中でもトップクラスの人気を誇ったのが、名車の誉れ高いクモハ52だ。今でも静態保存されており、往時の姿を楽しむことができるが、やはりこのクルマは「音」が大きな魅力である。つりかけ駆動のその力強いモーター音は、ＶＶＶＦインバータ制御の台頭により、新性能電車すら過去の物としつつある現代、ファンの注目を集め続けている。キング列車追跡シリーズでは、さよなら列車が運転された1978年9月23日に収録を敢行、最後の「流電」の走行音を収めたレコードアルバムとして発売。これを今回、デジタルリマスタリングして再収録した。今では絶対に体験できない往時の雰囲気を味わっていただきたい。