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CDアルバム

Jimmy Greene / Beautiful Life [輸入盤]

2014/12/03 発売

MAC-1093

在庫

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¥2,299 (税抜価格 ¥2,090)

愛娘を失った悲しみを乗越えたジミー・グリーン, 感動の復帰作
〜サンディフック小学校銃乱射事件に巻込まれたアナに捧ぐ〜
ケニー・バロンとのデュオ演奏は涙なくして聴けません・・
パット・メセニーも参加!

[商品番号 MAC-1093] [CD] [輸入盤] [MACK AVENUE RECORDS]

[収録作品]

1. Saludos/Come Thou Almighty King with Pat Metheny
2. Last Summer
3. When I Come Home with Javier Colon
4. Ana’s Way with Kurt Elling
5. Your Great Name
6. Where Is Love? with Kenny Barron
7. Seventh Candle
8. Maybe with Kenny Barron
9. Prayer with Cyrus Chestnut and Latanya Farrell
10. Little Voices with Anika Noni Rose
Producer: Jimmy Greene

メンバー:
Jimmy Greene(ts, ss, fl), Ana Márquez-Greene(vo M1), Renee Rosnes (p M2-5, 7, 10), Kenny Barron (p M6, 8), Cyrus Chestnut (p M9),
Christian McBride(b), Lewis Nash (ds), Isaiah Márquez-Greene (p M1), Pat Metheny (g, M1), Javier Colon (vo M3), Kurt Elling (vo M4),
Latanya Farrell (vo M9), Anika Noni Rose (spoken word 10), Jonathan Dubose, Jr.(g M10),
Linden Christian School Early Years Choir, directed by Brenda Johnson (vo M4, 10)
Musicians of the Hartford Symphony Orchestra (3, 9):
first violins – Leonid Sigal (concertmaster), Karin Fagerburg, Millie Piekos, Cyrus Stevens, Yuri Kharenko-Golduber
second violins – Michael Pollard, Lu Sun Friedman, Candace Lammers, Krzystof Gadawski, violas – Michael Wheeler, Sharon Dennison
cellos – Jeffrey Krieger, Peter Zay

★1975 年ハートフォード出身、世代を代表するサックス・プレイヤーであり、教育者である、ジミー・グリーン渾身の作品!!

★ 96年のセロニアス・モンク・コンペで準優勝、2000年にRCAでデビュー作を飾った後、Cri ssCross他、名だたるレーベルで作品をリリース。ジャッキー・マクリーンに師事し、ジャズの伝統に根ざした演奏で、多くのファンを魅了してきた歩みは、順風満帆と見た人が多いことでしょう。

★しかし、そんなグリーンにおぞましい悲劇が襲いかかります。2012 年12 月14日、サンディフック小学校銃乱射事件に、愛娘アナが巻き込まれ、命を奪われてしまったのです。幸せだった生活は急に終わりをつげ、激変。それからというもの、演奏も休止。あまりに大きなショックと深い哀しみに襲われて、生きていくのが精一杯だったとのことです。

★しかし、一年が経った2013 年終わり頃から、1万通を超えるという数々の励ましによって少しづつ、何かを取り戻したいという思いが起こったとのこと。またウォルター・スミス・3 世や、デヴィッド・ワイス他、数々のミュージシャン仲間が、励まし、レクイエムとする演奏を発表。それらによって、自らの演奏で、愛娘の生きた証を音楽として描きたいという思いにつながったとのことです。そして、ここに、愛娘とのかけがえのない思い出をつづった『Beautiful Life』が誕生となりました。

★そんな演奏の数々は、時として切なすぎるものでありつつも、アーティストの気持ちが響きます。

☆歌うことが大好きで、素晴らしい声の持ち主であった彼女の思いを形にしたいとのことで、数々の歌をフィーチャー。オープニングには、母親のルーツ、プエルトリコのクリスマスをお祝いするトラッド曲を歌うアナさんの声を記録、そこにパット・メセニーの慈しみ深く温かいギターと、サックスが奏でられるとき、深い愛情と、哀悼の気持ちが滲み渡ります。また、2009 年発表したインスト曲“Ana's Grace”をヴォーカル曲にアレンジしたM4では、リンデン・クリスチャン・スクールの子供たちのコーラスと共に、カート・エリングが懐深い歌声で包み込みます。

☆また、それとともに、感動を呼ぶのが、ケニー・バロンとのデュオ(M6.8)でもあります。本年にはデイブ・ホランドとの素晴らしい演奏で、改めて名手ぶりを聴かせてくれているバロンですが、ここでの慈しみ深い音の世界は筆舌に尽くしがたいものがあります。切々としたテナー、哀切極まりないソプラノに寄り添いながら、すべてを受け入れて、包み込むようなこのピアノの演奏は、至高のもの。バロンといえば死を目前にしたスタン・ゲッツとの『ピープル・タイム』の演奏でもあまりにも有名ですが、その名作をも彷彿とさせるピアノには、どんな言葉よりも雄弁な気持ちが響くというものです。

★しかし、そうした哀切的な楽曲と共に印象的なのが、未来を見据えるまなざしでしょう。

☆リニー・ロスネス〜クリスチャン・マクブライド〜ルイス・ナッシュとのカルテットでのインスト・ナンバーには、いつものグリーンを引き出そうとするかのような先輩たちの気持ちも感じさせられる演奏。

☆またゴスペル的な中に祈りの気持ちが込められたM-9 は、ジャッキー・マクリーンのインスティチュートで出会ったLatanya Farrell の美しい歌声と、サイラス・チェスナットのゴスペル的なピアノが未来を照らすようで、感動的です。そして、ラストには、希望を込めたメッセージも。。“自分たちを愛し、過去に起こったことを見つめ、隣人を愛す”ことで未来は変わる、とはグリーンの言葉。

★この作品には、争いごとが絶えない今の世の中にあって、大切なものとは何かを、伝えてくれています。

★深い哀しみがあったからこその表現の境地。しかし、苦難を経て、作品に昇華するには、想像を絶する大きなものを乗り越えなければならなかったことでしょう。ここに至ったジミー・グリーンには真のアーティストの姿を思わずにいられません。グリーン自身は、この音楽と、愛娘の美しい生涯をシェアしてくれたオーディエンスに、感謝をこめつつ・・。

★人々の思いを共有できる音楽の素晴らしさをピュアに感じる、この秋の感動作です。