ステップ・アップ (Step Up / Tower of Power) [CD] [Import] [日本語帯・解説付]
2020/03/19 発売
''宇宙最高のファンク・バンド'' 究極の14トラック ! 50周年記念傑作「Soul Side of Town」と対をなす重要作 半世紀に渡る活動が生んだグルーヴとソウルが炸裂 !! リズム・セクションはロッコとガリバルディ !!
[商品番号: KKP-1049] [原盤番号: ART-7067] [CD] [Import] [日本語帯・解説付] [Artistry/ King International]
[収録内容] 1. East Bay! All The Way! [0'54''] 2. Step Up [5'10''] 3. The Story of You and I [4'48''] 4. Who Would Have Thought? [3'58''] 5. Addicted To You [4'45''] 6. Look In My Eyes [3'45''] 7. You Da One [4'23''] 8. Sleeping With You Baby [5'43''] 9. If It's Tea Give Me Coffee [3'16''] 10. Beyond My Wildest Dreams [4'53''] 11. Any Excuse Will Do [4'43''] 12. If You Wanna Be A Winner [3'22''] 13. Let's Celebrate Our Love [4'36''] 14. East Bay! Oaktown All The Way! [1'08'']
Producers: Joe Vannelli and Emilio Castillo Mastering Engineer: Bernie Grundman
2018年、バンド結成50周年の年に満を持して発表された前作「Soul Si de Of Town」は、正に快作であった。オリジナル楽曲を収めたアルバムとしては実に15年振りの作品であり、更にはストリングスやコーラスも配したアレンジと、見事なまでのサウンド・プロダクションは、多くのファンを喜ばせたのだった。そして、その発売前の数年間にわたって、日本公演の度にリーダーのエミリオ・カスティーヨが「オレ達が今作っているアルバムは「マイケル・ジャクソン方式」で、多くの曲をレコーディングし、その中から最高な曲を最高の順番で並べたモノになる」と言っていたが、2018年、遂に発売されたのが「Soul Side Of Town」だったのである。 で、今回発表になる新作「Step Up」。これが、「前作の残り曲」を集めたモノなのかと言えば、違う。断じて、違う。こちらも、もう見事な出来上がりの曲とプレイとが並んでいるのである。前作と同時期に録音されている訳で、同じくストリングスやコーラスも配され、サウンドは高いクォリティが保たれ、非常に満足度の高い作品となっている。アルバムの冒頭とエンディングには、前作と同じようなタイトルの曲が収められているが、全くの別テイク。そして他の12曲も、堂々たる出来上がりのナンバーが並ぶ。そう、これは大傑作であった「Soul Side」...と並ぶ、いわば「ツイン・アルバム」なのだ。 アルバムを聴いて最初に頭に浮かぶ言葉は、間違い無く、「自信」である。「オレ達は半世紀もやり続けてきた。その結果が、この音だ」とでも言うべき自信に満ち溢れた音が聴こえてくるのである。オリジナルである4人、エミリオとスティーヴン"ドク"クプカ、デヴィッド・ガリバルディにフランシス"ロッコ"プレスティアもここで健在だ。そして、ヴォーカル以外は結構在籍年月も長くなってきた他のメンバー達からも、自信と誇りに溢れたプレイが聴かれるのである。これは、本当に嬉しいこと。そして我々ファンにとっては、何よりの彼等からの「プレゼント」である。 彼等の「第一期黄金時代」は、確かに1970年代であった。「冬の時代」であった80年代をやり過ごし、再び「黄金時代」となったのは80年代最後期から。以来、それなりのメンバー・チェンジはあったものの、ほぼ現在のメンバーに落ち着いてからは20年程も経つ。その後で替ったメンバーは、ヴォーカルとギター、そして片方のトランペットだけ。こんな奇跡のようなバンドが満を持して放つ「第二弾」が、本作「Step Up」なのである。そして、世界中のミュージシャン達が尊敬してやまない存在である彼等が、自分達の半世紀に及ぶ歴史を誇りに、創り上げた楽曲の集大成が、この「Step Up」なのだ。