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CDアルバム

マジック・オブ・トゥー (The Magic of Two) [輸入盤] [日本語帯・解説付]

2013/03/23 発売

KKJ-1004

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¥2,619 (税抜価格 ¥2,381)

Resonance Recordsから貴重未発表音源 異なる個性を持ちつつ、本質的に自由なスタイルを誇った2人のピアニストが美しいコントラストを描く異色のピアノ・デュオ

[商品番号 : KKJ-1004 (HCD-2013)] [56'56''] [Import] [日本語帯・解説付] [Resonance/King International]


70~80年代初頭、アメリカ西海岸の一大ジャズ拠点であったKeystone Kornerでの伝説のピアノ・デュオが話題のResonanceから登場!です。
仕掛け人は、今や、NYのジャズ・スポット、ディジーズ・クラブ・コカコーラ(ジャズ・アット・リンカーン・センター内)のアーティスト・ダイレクターとなっているトッド・バルカン。そしてバルカンこそが、情熱と人脈を以てマイルス、ロリンズ、そしてビル・エヴァンスら数々のレジェンズのブッキングを成し得たキーストン・コーナーのファウンダーであり、オーナーであった張本人。そのバルカンが、数多く残されたアーカイブの中から、CD化を切望したのが本音源になります。
トミー・フラナガンとジャッキー・バイアードは、どちらも説明不要、ジャズ史にその名を残すピアニストですが、2人に異なるイメージを抱く方も少なくないことでしょう。
「名盤のカゲにトミフラあり」と言われたフラナガンは「サキソフォン・コロッサス」を始めとし、「静かなるケニー」「インクレディブル・ジャズ・ギター」「ジャイアント・ステップス」等々、''超''がつくほどの名盤に参加。またエラ・フィッツジェラルドのバックを長年つとめ、''ピアノの詩人''とも賞される人。
一方、バイアードはマルチ・リード奏者としての顔も持ち、チャールス・ミンガスのバンドで存在感を現した人。そしてミンガスのバンドでエリック・ドルフィーと共演、初リーダー作に参加する他、同じくミンガス・グループのバンド・メイト、ブッカー・アービンのもとでも素晴らしい楽曲を提供。ステレオタイプにいえば奔放なイメージもあるでしょう。
しかし、一見違う背景を持つように見えますが、2人に大きく共通するのが、''フロントを本質的に自由にさせることができたピアニスト''であったということでしょう。ハーモニー楽器として大きな存在を担うピアノでありながら、数々の強力な個性を誇ったアーティストの元に抜擢されたのが何よりの証拠。2人が揃ってローランド・カークの元で演奏したことも象徴的なもの。そこから見えるのは、自らが何を語るか、ということに加え、共演者と何を語るかをきっちり描ける才能であり、音楽を音楽たらしめるビジョンをもって音を奏でられるピアニストであったと言うこと。
そんな名手が深い所で結びついて演奏したのがこのパフォーマンスですから、興味は尽きません。フラナガンはいつものごとくシルキーにメロディアスに。バイアードは、トラディショナルなスタイル含め様々なアプローチで自由自在。

収録内容

1. Introduction by Todd Barkan (0:47) 
2. Scrapple from the Apple (C. Parker) (7:19)
3. Just One of Those Things (C. Porter) (9:46)
4. Satin Doll (D. Ellington) (5:16)
5. Something to Live For (B. Strayhorn) (4:42)
6. Send One Your Love (Stevie Wonder) (4:49)
7. Our Delight (T. Dameron) (5:43)
8. All day Long (B. Strayhorn) (2:16)
9. Sunday (N. Miller, C. Cohn) (3:17)
10. Chelsea Bridge (B. Strayhorn) (2:22)
11. Land of Make Believe (C. Mangione) (3:13)
12. The Theme (M. Davis) (7:32)