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チャイコフスキー:イオランタ&くるみ割り人形 / オメール・メイア・ヴェルバー、ウィーン・フォルクスオーパー交響楽団 (Tchaikovsky : Iolanta & The Nutcracker / Omet Meir Wellber, Orchester der Volksoper Wien) [Blu-ray] [Import] [Live] [日本語帯・解説付]

2024/02/09 発売

KKC-9844

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¥6,700 (税抜価格 ¥6,091)

チャイコフスキーの名作2篇に基づく
2022年ウィーン・フォルクスオーパーの
メッセージ性あふれる斬新な舞台を映像化!

[商品番号 : KKC-9844] [原盤品番 : 76-5204] [Blu-ray] [Import] [Live] [日本語帯・解説付] [C major / KING INTERNATIONAL]

[NTSC, 16:9/1080i]
[PCM Stereo, DTS-HD MA 5.0]
[BD50]
[字幕:日英韓 (ドイツ語歌唱) ]
[97'00]

チャイコフスキー:イオランタ&くるみ割り人形
(チェイコフスキーのオペラとバレエに基づくシアター・ピース) 

イオランタ:オレーシャ・ゴロヴニョーワ (ソプラノ) & ミラ・シュミット (バレエ) 
ルネ王:ステファン・チェルニー (バス) 
ヴォーデモン:ゲオルギー・ヴァシリエフ (テノール) 
ロベルト:アンドレイ・ボンダレンコ (バリトン) 
エブン=ハキア:シモン・コマサ (バリトン) 
アルメリック:ダヴィド・ケルバー (テノール) 
ベルトラン:平野和 (バス・バリトン) 
マルタ:ステファニー・メートランド (コントラルト) 
ブリギッタ:アニタ・ゲッツ (ソプラノ) 
ラウラ:アネリー・ソフィー・ミュラー (メゾソプラノ) 
ウィーン国立バレエ団
ウィーン国立歌劇場バレエ学校

オメール・メイア・ヴェルバー (指揮) 
ウィーン・フォルクスオーパー交響楽団

演出:ロッテ・デ・ベア
舞台美術:カトリン・レア・ターグ
衣装:ヨリネ・ファン・ベーク
照明:アレックス・ブロック
映像監督:フェリックス・ブレイザハ
収録:2022年/ウィーン・フォルクスオーパー (ライヴ) 

★1891年、最晩年チャイコフスキーはオペラ「イオランタ」とバレエ「くるみ割り人形」を併作し、ひと晩のコンサートで二本立て上演するよう指示しました。しかし長くなりすぎるのと採算性の理由から、現在では別々に上演されるのが慣例となっています。それを今回オランダの女性演出家ロッテ・デ・ベアとイスラエル出身の指揮者オメール・メイア・ヴェルバーが両作をひと晩で上演できるよう新制作。といっても別々ではなく「ふたつの歯車のようにかみ合う」ひとつの作品に融合しているのに注目です。
★チャイコフスキーは、オペラは現実の人々、バレエは空想の世界と明確にすみ分けしていましたが、この上演はそれらがシーンごとに綯交ぜとなっていて幻想的な舞台となっています。「くるみ割り人形」の小序曲に始まり、イオランタとくるみ割り人形の邂逅が示され、後半から現代音楽のような「イオランタ」序奏と重なります。盲目の王女イオランタはソプラノのゴロヴニョーワが歌唱と演技を見せつつ、「くるみ割り人形」のナンバーになると同じ衣装で似た容姿のミラ・シュミットがキレッキレのダンスを披露。全体に伝統的なバレエを基本にしながらもモダン・ダンスの要素も採り入れて新鮮、引き込まれます。
★「イオランタ」の原作は15世紀プロヴァンスを舞台としていますが、ここではルネ王がスーツ姿、イオランタに絡む二人の若者もブレザーとセーターで現代劇を繰り広げます。一方「くるみ割り人形」は動物や人形などの被り物中心。「花のワルツ」「こんぺいとうの踊り」「アラビアの踊り」などを楽しく演じ、「グランド・アダージョ」ではチャイコフスキーの感動的な音楽とあいまって幻想的なクライマックスを作ります。
★完全版の「イオランタ」ではないものの、主役を演じる1980年生まれのソプラノ、ゴロヴニョーワ、ドイツ・オペラのイメージが強いバスのステファン・チェルニー (ルネ王) 、モスクワ・ノーヴァヤ・オペラのスター、テノールのゲオルギー・ヴァシリエフ (ヴォーデモン) いずれも好演。舞台美術の斬新な美しさとともに見とれます。
★2022年ウィーン・フォルクスオーパーのライヴですが、ロシアの象徴チャイコフスキー作品を題材に、ネズミと人形の愚かな戦い、闇の中に生きるイオランタが自らの力により光を得る大団円は現在の世界情勢に対する希望が込められたメッセージ性を感じさせます。