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ショスタコーヴィチ : 交響曲第8,9,10番 / ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、キリル・ペトレンコ (Shostakovich : Symphonies 8,9,10 / Berliner Philharmoniker, Kirill Petrenko) [2CD+1Blu-ray] [Import] [日本語帯・解説付き] [Live]

2023/01/31 発売

KKC-9784

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¥11,000 (税抜価格 ¥10,000)

キリル・ペトレンコと共に新時代を歩み始めたベルリン・フィル
立ちはだかるコロナ禍と戦争
生々しい今日性を帯びてしまったショスタコーヴィチの音楽
ペトレンコが新たに見出した作品の真髄
『ショスタコーヴィチ : 交響曲第8,9,10番』

[商品番号 : KKC-9784/6] [2CD+1Blu-ray] [Import] [日本語帯・解説付き] [Live] [BERLINER PHILHARMONIKER RECORDINGS / KING INTERNATIONAL]

ショスタコーヴィチ : 交響曲第8,9,10番

ショスタコーヴィチ
CD1 : 交響曲第8番Op.65
CD2 : 交響曲第9番Op.70、交響曲第10番Op.93
Blu-ray Disc Video
・上記全曲のコンサート映像 (すべてHD映像) 
・インタビュー映像 (キリル・ペトレンコ) 
画面 : Full HD 1080 / 60i, 16:9
音声 : 2.0PCM,7.1.4 Dolby Atmos
リージョン : ABC (worldwide) 
総収録時間 (コンサート) : 152分
字幕 : 英、独、日
Audio : 
・上記全曲のロスレス・スタジオ・マスター音源の音声トラック
2.0 PCM Stereo 24-bit/96 kHz
7.1.4 Dolby Atmos 24-bit/48 kHz
ダウンロード・コード
この商品には、上記全曲のハイレゾ音源 (24-bit/96 kHz) をダウンロードするためのURLとそのパスワードが封入されています。
デジタル・コンサートホール
ベルリン・フィルの映像配信サービス「デジタル・コンサートホール」を7日間無料視聴できるチケット・コードが封入されています。

ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
キリル・ペトレンコ (指揮) 

録音場所 : すべてベルリン・フィルハーモニー
録音日時 : 2020年11月13日 (第8番) 、2020年10月31日 (第9番) 、2021年10月29日 (第10番) 

★ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団と首席指揮者キリル・ペトレンコによるショスタコーヴィチの交響曲第8,9,10番のボックス・セットが発売されます。2019年8月に行われたキリル・ペトレンコの首席指揮者就任公演をもって、ベルリン・フィルの新時代が始まりました。1972年生まれのペトレンコは、2006年にベルリン・フィルにデビュー。以来、目の覚めるような圧倒的演奏を聴かせ、2015年夏にサー・サイモン・ラトルの後任に選ばれました。両者のディスクとしては、ベートーヴェンやチャイコフスキーのコンサート・レパートリーの礎石となる交響曲や、フランツ・シュミットやルーディ・シュテファンといった現代において正当な評価を受けていない20世紀の作曲家の作品など、ペトレンコにとって重要なレパートリーが収録された「ファースト・エディション」 (KKC-9600/6) に続く2作目のボックス・セットとなります。
★本セットは、新型コロナウイルスのパンデミック中に行われた録音です。2020年11月2日から30日までフィルハーモニーは、新型コロナウイルスの感染拡大に伴うドイツ連邦政府と州政府の制限措置により閉鎖されることになりました。交響曲第9番は、閉鎖直前の10月31日に、そして11月13日に演奏された交響曲第8番は無観客公演となりました。閉鎖直前の公演となった2020年10月31日の公演では、この後計画されているホール閉鎖を「沈黙」で表現するために、ジョン・ケージの「4分33秒」が急遽演奏され、象徴的な公演となりました。
★交響曲第8番は、第2次世界大戦の最中に書かれ、悲しみと絶望、そして美しさと希望が刻印されています。ベルリン・フィルとペトレンコは、観客のいないコンサートホールに向けて、この演奏がこの時期に人々の架け橋となることを願ってプログラムしました。ペトレンコはこの時の演奏について、「ベルリン・フィルと私は、ショスタコーヴィチの交響曲を聴衆のいない会場で、それでもあらゆる聴き手に届くように演奏しました。それは特異な体験でした。」と語っています。
★そして第8番とは対極にある交響曲第9番。1945年11月3日ムラヴィンスキー指揮レニングラード・フィルにより初演。第2次世界大戦末期、ショスタコーヴィチは戦争の勝利を讃える作品を書くことを期待されていましたが、彼はこれらの主張を退け、この交響曲ではヒロイックな栄光を明確に拒否し、軽妙で人を小馬鹿にしたような異なる作品を完成させ強い非難を受けることとなりました。
★最後に、スターリンの死後、初めて書かれた交響曲第10番。スターリン時代を想起させるような抑圧的でしばしばグロテスクな音楽が続きますが、最後は希望に満ちた楽章で締めくくられます。ペトレンコは、この作品についてこう言います。「ショスタコーヴィチは、スターリンの軛から解放され、自身の創造力を再び見出したのです。長くつづいた闇に、再び光が射した瞬間でした。」
★今回のリリースに際して、キリル・ペトレンコはこう語っています。「極めて限られた条件下でのみ合奏することができたパンデミック期に、私はショスタコーヴィチの音楽をかつてないほど身近に感じたのです。さらに、本盤が世に出る今、ショスタコーヴィチの音楽は、単に過去の声であるだけでなく、生々しい今日性を帯びてしまいました。ショスタコーヴィチの音楽は、とりわけ今日のような時期に、自由と民主主義の理想を信じるために必要な自信と力を私たちに与えます。彼は、私たちを勇気づけてくれるロールモデルなのです。」
★本作の表紙を飾るのはドイツの写真家トーマス・デマンドの作品。無数のロッカーが壁一面に並ぶ光景は、抑圧され閉ざされた環境を象徴しており、このショスタコーヴィチの交響曲を表現しているようにも見えます。さらに、オリジナルの解説書に収録された一見美しい花々の写真にも想像力を働かせることができ、アートワークとしても充実した内容となっています。