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2016/10/30 発売
KKC-9200
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¥5,601 (税抜価格 ¥5,092)
初の国内盤 「セミヨン・コトコ」は真の傑作だった! ゲルギエフの統率力光る、ロシア映画を観るような心理描写と演技力 [商品番号 : KKC-9200/01] [原盤番号 : MAR-0592] [フォーマット : DVD+Blu-ray] [Import] [リージョン : ALL] [NTSC 16:9] [2.0 PCM STEREO | DTS 5.1 HD 24bit 48kHz] [字幕 : 日露英仏独西] [収録時間 : 約148分] [日本語帯・解説付] [Mariinsky Recordings / King International] [収録内容] プロコフィエフ : 歌劇 「セミヨン・コトコ」 Op.81 セミョーン・コトコ : ヴィクトル・ルツューク (テノール) ソフィヤ : タチヤナ・パヴロフスカヤ (ソプラノ) ソフィヤの父 : ゲンナジー・ベズズベンコフ (バス) フローシャ : ワルワラ・ソロヴィヨワ (メゾソプラノ) レメニュク : エフゲニー・ニキーチン (バス) ほか ワレリー・ゲルギエフ (指揮) マリインスキー劇場管弦楽団&合唱団 演出 : ユーリ・アレクサンドロフ ロシア語上演 映像監督 : アンナ・マティソン 録音 : 2013年 / マリインスキー第2劇場 日本語字幕付。ゲルギエフはプロコフィエフのオペラに並々ならぬ情熱を注いでいますが、不遇の作品「セミヨン・コトコ」を再録音しました。1999年にウェーン・コンツェルトハウスで録音されたフィリップスCDとほぼ同じ歌手陣を起用しながら、今回はブルーレイ+DVD各1枚同封、日本語字幕と解説書付きとパワーアップしての発売です。 「セミヨン・コトコ」は1939年、プロコフィエフのソ連帰国後の作で、初のソヴィエト・オペラ。当時プロコフィエフはソ連政府に請われて帰国しながら、期待と裏腹の微妙な立場となり、起死回生を狙い必死でした。 当時話題となっていたカターエフの小説「私は労働者の息子」を題材に、華やかな舞踏会や上流階級の優雅な生活といったオペラの定石を排し、労働者やパルチザンの汗臭い生活を描きます。イデオロギー色全開で、純真な人々と憎き敵との衝突が展開の軸となっていますが、政治的思惑から演目からはずされ今日に至っています。 曲の素晴らしさを理解しようとせず、失敗作として採りあげられないことにゲルギエフは義憤を覚え、再評価に力を注いているとのこと。たしかに「戦争ソナタ」で知られるピアノ・ソナタ第6番から8番と同時期の作で、プロコフィエフの技法が頂点に達していた円熟期の確かな筆致は駄作であるはずなく、プロコフィエフならではの実験性と才気煥発ぶりを再発見できます。 ゲルギエフ入魂の演奏は息をのむ充実感。歌手陣もロシア映画のような役者ぶりを見せ、プロパガンダ作品とわかりながら感動で涙を禁じえない世界を作り上げています。