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ストラヴィンスキー : 結婚 (1919年オリジナル版) / マチュー・ロマーノ、アンサンブル・エデス、レ・シエクル (Stravinsky : Les Noces (1919) / Ensemble Aedes, Les Siecles, Mathieu Romano) [CD] [Import] [日本語帯・解説・歌詞訳付き]

2023/06/01 発売

KKC-6647

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¥3,300 (税抜価格 ¥3,000)

レ・シエクルの手兵的合唱団アンサンブル・アデス、
凄すぎる声の力による「結婚」と「ボレロ」

[商品番号 : KKC-6647] [原盤品番 : AP-300] [CD] [Import] [日本語帯・解説・歌詞訳付き] [APARTE / KING INTERNATIONAL]

ストラヴィンスキー : 結婚 (1919年オリジナル版) 

1. ロシア民謡「つまらん連中」
2. ストラヴィンスキー : 結婚 (1919年版) (テオ・フェルベイ完成版) 
3. ラヴェル (ロビン・メルヒオール編) : ボレロ (合唱と小器楽アンサンブル版)

マチュー・ロマーノ (指揮) 
アンサンブル・エデス
レ・シエクル
アメリ・レゾン (ソプラノ) 
ポリーヌ・ルロワ (メゾソプラノ) 
マルシャル・ポリア (テノール) 
ルノー・ドレーグ (バス) 

録音 : 2022年1月23日パリ音楽院 (3) 、2月4-5日ブローニュ=ビヤンクール、RIFFXスタジオ (1,2)

★ストラヴィンスキーのバレエ・カンタータ「結婚」は合唱、4台のピアノと打楽器が織りなす強烈な音響で知られますが、その形態に落着くまで紆余曲折がありました。まず1917年に管弦楽用に執りかかるものの中断、1919年には合唱とピアノラ (自動ピアノ) 、ハルモニウム、2台のツィンバロン、打楽器用に着手しますが、生演奏と機械 (ピアノラ) の共演やツィンバロンの名手を2人揃える非現実性に気づき前半で中止、最終的に現行版となりました。
★2007年にオランダの作曲家テオ・フェルベイが1919年版を意図通りに完成させる許可をストラヴィンスキーの遺族から得て、全曲が日の目をみました。ハルモニア・ムンディからルネ・ボスが2005年に完成させた版もリリースされていましたが、当アルバムはピリオド楽器のレ・シエクルのメンバーと、その手兵的合唱団アンサンブル・エデスの演奏であることが特別。声楽も正式なロシアの方言指導を受け、農民調に歌っているのが注目です。また、ピアノラ (自動ピアノ) は最新コンピューター制御を駆使。プログラミングをさきの補筆完成したルネ・ボスが務めているのも、作品を熟知する点で重要です。
★アンサンブル・エデスのノン・ヴォブラート唱法はリアルで終始ボルテージが高く、ツィンバロンの効果も抜群。ロシアの民謡唱法も巧みに真似し、あたかも前衛演劇を見るような、3大バレエに劣らぬエネルギーの発散と衝撃に満ちています。
★もうひとつ興味深いのは同じ編成に編曲されたラヴェルの「ボレロ」。リズムは打楽器が担当し、ヴォカリーズによる各歌手とハルモニウムがメロディを受け継ぎますが、音楽自体は原曲に忠実。こちらもノン・ヴォブラート歌唱が高貴さから最後の狂気じみた物凄い盛りあがりまで、声の力を堪能させてくれます。ロト指揮の「ボレロ」はまだディスクがありませんが、レ・シエクルのメンバーのリズム感と引き締まった演奏から想像が広がります。