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ストラヴィンスキー : バレエ・リュス / レ・シエクル、フランソワ=グザヴィエ・ロト (Stravinsky : BALLETS RUSSES / Les Siecles, Fran?ois-Xavier Roth) [2CD] [Import] [日本語帯・解説付き]

2023/02/16 発売

KKC-6631

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¥4,500 (税抜価格 ¥4,091)

世界中に衝撃を与えたロト&レ・シエクルの「バレエ・リュス」
国内仕様盤で登場!
充実のカラー版解説書付

[商品番号 : KKC-6631/2] [原盤品番 : HMX-2905342] [2CD] [Import] [日本語帯・解説付き] [HARMONIAMUNDI / KING INTERNATIONAL]

ロト&レ・シエクルのバレエ・リュス

[CD1]
ストラヴィンスキー :
1. バレエ音楽「春の祭典」 (1913年初版) 
2. バレエ音楽「ペトルーシュカ」 (1911年初版) 
[CD2]
1. グラズノフ : バレエ音楽「ライモンダ」第2幕よりサラセン人の入場 / 東洋の踊り
2. グラズノフ : バレエ音楽「四季」より 秋のバッカナール
3. シンディング (チャーリー・パイパー編) : 東洋舞曲 Op.32の5
4. アレンスキー : バレエ音楽「エジプトの夜」よりエジプト女の踊り / 蛇のシャルムーズ / ガジーの踊り
5. グリーグ (ブルーノ・マントヴァーニ編) : 小妖精 Op.71の3 (抒情小曲集より) 
6. ストラヴィンスキー : バレエ音楽「火の鳥」 (1910年版全曲) 

フランソワ=グザヴィエ・ロト (指揮) 
レ・シエクル

録音 : 
[CD1]
2013年5月14日 / メス・アルセナル、5月16日 / グルノーブルMC2、9月29日 / フランクフルト旧オペラ座 (1) 、2013年5月14日 / メス・アルセナル、5月16日 / グルノーブルMC2 (2) (すべてライヴ) 
[CD2]
2010年10月2日 / シテ・ド・ラ・ミュジーク (パリ) 、10月9日 / ラン大聖堂 (ともにライヴ) 

★CDリリースのたびに世界中に大きな音楽的ショックを与え続けているロト&レ・シエクル。2014年度レコード・アカデミー大賞を受賞した衝撃の名盤「春の祭典」&「ペトルーシュカ」 [ASM-015 およびKKC-5401、いずれも廃盤] 、そして「火の鳥」が入ったアルバム [ASM-06 およびKKC-5195、いずれも廃盤] が、harmoniamundiレーベルからあらたな装いで2枚組として再登場。そしてこの度、国内仕様盤としてリリースいたします。解説書は、2枚組シングルレイヤーSACD (ASMSA-01/2) で使用された内容を一部転載し、ロトのインタビュー、古楽器演奏家・音楽評論家として活躍された故・佐伯茂樹氏の解説、楽器の写真なども掲載したカラー版でお届けいたします。
★「春の祭典」は1913年5月29日、モントゥーの指揮によりシャンゼリゼ劇場で初演され、音楽史上最大のスキャンダルとなりました。今日では人気曲として、またオーケストラの性能を披露できる好個の楽曲として頻繁に演奏されますが、複雑な変拍子、無理な楽器法など、古楽器あるいは古楽指揮者には不可能な作品とされてきました。ここでは、まず冒頭のファゴット (1900年ビュッフェ・クランポン製バソン) の音から未知のもので衝撃度満点。また小型のフレンチ・チューバ、小トロンボーンも新鮮で、ピストン・ホルン8本の響きも独特。ロシア的な重量感あふれる音で奏されるのが常ですが、この明るいフランス的音色こそまさに初演時の音。目から鱗が落ちる衝撃度です。
★また「春の祭典」初演時1913年版楽譜は自筆のままでパウル・ザッハー財団が所蔵していますが、ロトはこれと1922年ロシア音楽出版社初版のスコア、モントゥー所蔵の1920年代初頭の楽譜を検討、音の間違いとストラヴィンスキーが改訂した箇所をはっきりさせ、1913年5月29日初演時の音の再現を試みました。 
★「ペトルーシュカ」も初演時1911年版。四管の大編成で、協奏曲風に活躍するはずのピアノがあまり目立ちません。ここでは日本人ジャン=ヒサノリ・スギタニが1892年製エラールのピアノで美しい響きを醸し出しています。通常の交響楽団がこの版をとりあげると、もっさりと重くなりますが、ロト&レ・シエクルは大編成なことを意識させない透明さ。ことにグロッケンシュピールやチェレスタのキラキラした響きが効果的で、ロシア・バレエならではの夢のあふれる世界を創り出しています。 
★「火の鳥」全曲でも、この作品が百年前の1910年6月、ピエルネの指揮によりパリ・オペラ座で初演された際の響きを再現しています。ピッチこそさほど違和感はありませんが、弦楽器はガット弦、金管は細管、木管やハープはいずれもフランス製で、パリ音楽院直伝の奏法を遵守しているため、聴感上の印象はかなり違います。ヴィブラートも少なめで、パステル画のような色彩がいかにもフランス風。4管の大編成ながらすっきりしていて、金管の響きが独特。原色的で厚い音というストラヴィンスキーのイメージが一新され新鮮の極み。グラズノフのサウンドも向いていて、作品の爽やかさに痺れさせられます。
★ブックレットに弦楽器以外すべての使用楽器が明記されていて、貴重な資料となっています。