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CDアルバム

ローマのフルトヴェングラー《田園・運命・英雄》 / ウィルヘルム・フルトヴェングラー、ローマ・イタリア放送交響楽団 (FURTWANGLER IN ROMA / Wilhelm Furtwangler, Orchestra Sinfonica di Roma della RAI) [2SACD Hybrid] [国内プレス] [日本語帯・解説付] [Live]

2022/05/18 発売

KKC-4301

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¥4,609 (税抜価格 ¥4,190)

イタリアのオケをかくも自由自在に操り、自己の音楽の中に引き入れるとは!
1952年ローマでの巨匠の《田園・運命・英雄》を世界初のSACD-Hybrid化!

[商品番号 : KKC-4301 / 2] [2SACDHybrid] [国内プレス] [日本語帯・解説付] [Live] [KING INTERNATIONAL]

ローマのフルトヴェングラー《田園・運命・英雄》

ベートーヴェン : 
1. 交響曲第6番 ヘ長調 作品68「田園」
2. 交響曲第5番 ハ短調 作品67「運命」
3. 交響曲第3番 変ホ長調 作品55「英雄」
[SACD層] Disc1 : 「田園」「運命」 / Disc2 : 「英雄」
[CD層] Disc1 : 「田園」全楽章 +「運命」第1・2楽章 / Disc2 : 「運命」第3・4楽章 +「英雄」全楽章

ウィルヘルム・フルトヴェングラー (指揮) 
ローマ・イタリア放送交響楽団

録音 : 1952年1月10日 (田園、運命) 、19日 (英雄) RAIオーディトリアム・フォロ・イタリコ、ローマ (放送用ライヴ) 

★1952年1月、フルトヴェングラーがイタリアを楽旅したときの、ローマ・イタリア放送 (RAI) 用ライヴ。RAIが録音スタジオとして使用していたRAIオーディトリアム・フォロ・イタリコ (Auditorium Rai del Foro Italico) での収録。10日の「田園」と「運命」、19日の「英雄」がローマ・イタリア放送交響楽団を指揮して披露されています。聴衆を入れての燃える巨匠のライヴ、それも極めつけのベートーヴェン! 「英雄」の最後にはブラボー連発の大拍手が40秒を超えて収録さ れています。今回、この「田園」「運命」「英雄」の3曲を2SACDハイブリッド化! イタリアのオケということで、軽く見られがちですが、どうしてどうして、ここに聴かせる音楽はまさにフルトヴェングラー! かつて宇野功芳もローマでのこの3曲について「オーケストラの能力、あまりにデッドな録音というような不備を超えて、晩年の彼の深い、スケール雄大な表現が身に迫って来る名演であり、実演ということでいっそう高い価値を有している」 (『フルトヴェングラーの名盤』1977年芸術現代社刊より) と高く評価しております。
★発売履歴・・「田園」「運命」はイタリア・チェトラ社で1980年に発売されたLP (FE-5、7) に収録。キングレコードでLP : K17C-9543, 9542 (1986.3.21) 、CD : KICC-2347, 2346 (1994.1.21) 、KICC-1264/5 (2016.6.22) で発売。「英雄」は同じくチェトラ社のLP (FE-6) に収録。キングレコードでLP : K17C-9541 (1986.3.21) 、CD : KICC-2292 (1993.7.21) , KICC-1264/5で発売。
★ミラノ・ディスコス社がローマ・イタリア放送局に残されていた放送用原盤から復刻した音質はスクラッチ・ノイズが少し残っているものの総じて明瞭、良好です。キング関口台スタジオでアナログ・マスターテープ (2トラック、38cm / 秒速) から丁寧にデジタル・リマスタリングを施した世界初のSACD化にご期待ください。
★SACD層は収録可能時間を活かし、「田園」全楽章 (46:48) と「運命」全楽章 (36:55) を1枚目のディスクに収録しています。
★『フルトヴェングラーの全名演名盤』『フルトヴェングラーの名盤』に書かれた宇野功芳の批評 (全文) をライナーノーツに転載します。以下はその抜粋。「 (田園は) オケの円熟味は皆無、オーボエなど実に下手だが、そのような悪い条件の中からも、あたかも最晩年のようなフルトヴェングラーの感慨が、ほかのどの盤よりも強く伝わってくる。その意味で、実に貴重なCDといえよう。」 (『フルトヴェングラーの全名演名盤』1998年講談社刊より) 
「 (運命は) 1954年のスタジオ録音のスタイルを基本として、それに実演の味をつけ加えたもので、フルトヴェングラーの《第五》CDの中でも異彩を放っている注目盤。その大きな原因はローマのオケがフルトヴェングラーに慣れていないため、克明な棒を振ったところにある。」 (『フルトヴェングラーの全名演名盤』1998年講談社刊より) 
「 (英雄は) この第1楽章は、1944年、および1952年の2つのウィーン盤のそれと並んで、フルトヴェングラーの偉大さを後世にまで伝える記念すべき名演といえよう。」 (『フルトヴェングラーの名盤』1977年芸術現代社刊より)