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CDアルバム

いのちのうた / 藤木大地 (Song of Life / Daichi Fujiki) [CD] [国内プレス] [日本語帯・解説付き] [歌詞対訳付き]

2021/11/22 発売

KKC-084

在庫

¥3,500 (税抜価格 ¥3,182)

「その声に触れると、奇跡を信じたくなるし、もっと自由になれる気がしてくる。ー島田雅彦」
日本が世界に誇るカウンターテナー藤木大地、ゴージャスな新録音登場!

[商品番号 : KKC-084] [CD] [国内プレス] [日本語帯・解説付き] [歌詞対訳付き] [KING INTERNATIONAL]

いのちのうた

1. 主よ、人の望みの喜びよ (J.S.バッハ)
2. 喜びに身を震わせて (ヴィヴァルディ : 歌劇『ジュスティーノ』)
3. 怪物や魔物と戦わせてくれ (ヘンデル : 歌劇『オルランド』)
4. アデライーデ (ベートーヴェン)
5. お客を招くのが趣味でね (J.シュトラウスII世 : オペレッタ『こうもり』)
6. アヴェ・マリア (マスカーニ)
7. ヴォカリーズ (ラフマニノフ)
8. アニュス・デイ (バーバー)
9. 私はこの世に忘れられた (マーラー : リュッケルトの詩による5つの歌曲)
10. I Dreamed a Dream (ミュージカル『レ・ミゼラブル』)
11. 抗いようのない悲しみが (ヘンデル : 歌劇『ガウラのアマディージ』)
12. 神ともにいまして (讃美歌)
13. 鷗 (木下牧子)
14. 絶えることなくうたう歌 (加藤昌則)
15. いのちの歌 (村松崇継)
16. もしも歌がなかったら (加藤昌則)

藤木大地 (カウンターテナー)
加藤昌則 (作曲・編曲)
成田達輝 (ヴァイオリン)
小林美樹 (ヴァイオリン)
川本嘉子 (ヴィオラ)
中木健二 (チェロ)
松本和将 (ピアノ / 1,8,10以外)

録音 : 2021年6月 / キング関口台第1スタジオ

★デビューアルバム「死んだ男の残したものは」 (2017年4月発売 KKC-046) から4年。2017年にオペラの殿堂・ウィーン国立歌劇場に東洋人のカウンターテナー歌手として歴史上初めて登場、音楽の都の聴衆に熱狂的に迎えられ、新国立劇場の主役としても凱旋する、いまや日本が世界に誇るオペラ歌手となったカウンターテナー 藤木大地。奇跡とも形容されるその唯一無二の美声と類い稀なる音楽はさらに深みを増し、心のひだを優しく撫でる「言葉」を私たちに届けてくれています。そんな藤木大地の待望の最新作は、カウンターテナーの真骨頂であるバロック・オペラのアリアから、古典派、ロマン派、ミュージカル、讃美歌を経て、現代の邦人作曲家作品まで到達する、彼のレパートリーの今を網羅したポートレイト。共演には、全員が国際コンクール受賞者であるスーパートッププレイヤーたちが藤木のために集結しました。そして室内楽編成のための新アレンジはすべて、当代きっての人気作曲家 加藤昌則によるもの。奏者それぞれの持ち味が最大限に引き出された、オーケストラに勝るほどの豊かなサウンドが、聴き手に迫ります。帯には島田雅彦氏、ブックレットには大和田獏氏、木下牧子氏、村松崇継氏、そして加藤昌則 (楽曲解説) による、藤木大地のうたを愛する人々のメッセージが並びます。一枚を通じて、自然に心を動かしてくれる尊い時間が待っています。デビューからずっと、今をときめきつづける藤木大地の魅力を、最高のかたちで味わえる作品です。
★藤木大地+ピアノ五重奏の編成は、2020年2月に東京で初演された新作歌劇『400歳のカストラート』のために初めて組まれたものです。『400歳のカストラート』は、〜もしカストラートが現代まで存在しつづけていたら、どんな歴史や物語が生まれていただろうか〜という藤木自身のアイデアから生みだされた舞台。ストーリーは、藤木大地が不死の力を与えられた人気カストラート歌手に扮し、400年もの音楽史の代表的な作品をうたいながら、現代までを生き、最後には永遠の命を返上するというもので、満場の感動を呼びました。舞台作品で上演された10曲のほか、このアルバムのためにあらたに編曲された6曲が盛り込まれた、だれしもの人生 (いのち) を思い起こさせるラインアップです。
=横隔膜や声帯、口蓋を完璧にコントロールし、声の至芸を極めると、聴衆の鼓膜ばかりか、情動まで震わせ、かつジェンダーを超越した響きが生まれる。歌われることで、コトバの一つ一つが磨き上げられ、眠っていた詩が目覚める。高原の空気や岩清水にも似た、濁りも淀みもないその声に触れると、にわかに奇跡を信じたくなるし、もっと自由になれる気がしてくる。藤木大地は心折れる現実を浄化するシャーマンである。 (島田雅彦) =

藤木大地 プロフィール
2017年、オペラの殿堂・ウィーン国立歌劇場に鮮烈にデビュー。アリベルト・ライマンがウィーン国立歌劇場のために作曲し、2010年に世界初演された『メデア』ヘロルド役での殿堂デビューは、日本人、そして東洋人のカウンターテナーとしても史上初の快挙で、現地メディアから絶賛されるとともに、音楽の都・ウィーンの聴衆からも熱狂的に迎えられただけでなく、日本国内でも大きなニュースとなる。
2012年、第31回国際ハンス・ガボア・ベルヴェデーレ声楽コンクールにてオーストリア代表として2年連続で選出され、世界大会でファイナリストとなり、ハンス・ガボア賞を受賞。同年、日本音楽コンクール声楽部門にて、歴史上初めてカウンターテナーとして第1位を受賞。
2013年、ボローニャ歌劇場の開場250周年記念として上演されたグルック『クレーリアの勝利』マンニオ役に抜擢されてヨーロッパデビュー。続いて同劇場でバッティステッリ『イタリア式離婚狂想曲』カルメロ役で出演し、国際的に高い評価を得る。国内では、主要オーケストラとの公演や各地でのリサイタルが常に絶賛され、全国からのオファーが絶えない。
2017年、ファーストアルバム「死んだ男の残したものは」 (キングインターナショナル) をリリース。
2018年には、村上春樹原作の映画「ハナレイ・ベイ」の主題歌を担当、同時にマーティン・カッツとの共演によるアルバム「愛のよろこびは」 (ワーナーミュージック・ジャパン) を発表。
2020年、東京文化会館にて企画原案・主演をつとめた新作歌劇『400歳のカストラート』が大成功をおさめた。また、新国立劇場2020/2021シーズン開幕公演 ブリテン『夏の夜の夢』にオーベロン役で主演、続けてバッハ・コレギウム・ジャパンとのヘンデル『リナルド』でもタイトルロールを演じ、その圧倒的な存在感と唯一無二の美声で聴衆を魅了、オペラ歌手としての人気を不動のものとする。
2021年、大野和士の総合プロデュースにより新国立劇場にて世界初演された渋谷慶一郎『スーパーエンジェル』 (島田雅彦台本) ではアキラ役で主演。アンドロイド「オルタ3」との共演は画期的なオペラのかたちを世界へ提示した。バロックからコンテンポラリーまで幅広いレパートリーで活動を展開し、デビューから現在まで絶えず話題の中心に存在する、日本が世界に誇る国際的なアーティストのひとりである。
洗足学園音楽大学客員教授。横浜みなとみらいホール プロデューサー 2021-2023。