小澤征爾 追悼企画

［収録内容］
ベートーヴェン：ヴァイオリン協奏曲ニ長調作品61
J.S.バッハ：無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番ニ短調より第3楽章サラバンド
チャイコフスキー：交響曲第6番ロ短調作品74『悲愴』
収録：2008年1月28日、ウィーン、ムジークフェラインザール（ライヴ）


■フランクフルター アルゲマイネ ツァイトゥング紙より（抜粋)
感動的なコンサートの後、聴衆は静まり返った畏敬の念と耳をつんざくような歓喜の間で揺れ動いたが、日刊紙「ディ・ヴェルト」はオンライン サービスで「追悼の勝利」と評した。
ウィーン、ムジークフェラインザールは小澤征爾指揮、アンネ＝ゾフィー・ムターとベルリン・フィルハーモニー管弦楽団が行った4つのコンサートのうちの1つがライブ録音された、見事な演奏会であった。
このシリーズはベルリンのフィルハーモニーで始まり、パリ、ルツェルン、ウィーンへと続き、1月28日に最高潮に達した。そして、ウィーンではカラヤンの「ベルリン」がこれまで以上に素晴らしい音で響き、「音楽の中に私的で主観的なものを強く信じ求めて、作品という鏡の中にそれらを発見することができると信じていた時代」を思い起こさせた。