東京メトロポリタン・ブラス・クインテット plays ポップス3大B
【曲 目】
ビートルズ BEATLES
1 イエスタデイ YESTERDAY
2 レット・イット・ビー LET IT BE
3 ザ・ロング・アンド・ワインディング・ロード THE LONG WINDING ROAD
4 ヒア・ゼア・アンド・エヴリホエア HERE THERE AND EVERYWHERE
5 ヘイ・ジュード HEY JUDE
ビー・ジーズ BEE GEES
6 ステイン・アライヴ STAYIN’ ALIVE
7 ホリデイ HOLIDAY
8 愛はきらめきの中に HOW DEEP IS YOUR LOVE
9 メロディ・フェア MELODY FAIR
10 マサチューセッツ MASSACHUSETTS
11 恋のナイト・フィーヴァー NIGHT FEVER
バート・バカラック BURT BACHARACH
12 雨にぬれても RAINDROPS KEEP FALLIN’ ON MY HEAD
13 何かいいことないか子猫ちゃん WHAT’S NEW PUSSYCAT?
14 アー・ユー・ゼア ARE YOU THERE (WITH ANOTHER GIRL)
15 ディス・ガイ THIS GUY’S IN LOVE WITH YOU
16 ボンド・ストリート BOND STREET
演奏
東京メトロポリタン・ブラス・クインテット
Tokyo Metropolitan Brass Quintet
日本最高峰と称される東京都交響楽団のブラスセクションの中心を担う5人で結成されている。
メンバーそれぞれが霧島国際音楽祭、宮崎国際音楽祭、大垣音楽祭、サイトウキネンフェスティバルなど、様々な音楽シーンで活躍している日本屈指のトッププレイヤーで、この団体の代表的な活動の一つである防府音楽祭においては、第1回からレギュラー出演し、「この音楽祭には欠かせない中心的存在」とされている。また第26回霧島国際音楽祭から金管クラスが増設され、その教授として後進の指導、ブラス音楽の普及にも力を注いでいる。音楽祭の出演の他には、本格的なコンサートから、児童向けの音楽教室、イベントでのミニコンサートなど多方面で活動をしており、最も活躍している金管五重奏団として幅広い年代のファンに支持されている。
マイスター・ミュージックから「ワシントンポストマーチ」と「ロメオとジュリエット」の2つのアルバムがリリースされており、またSUGIレーベルからも金管五重奏による「ドラゴンクエスト」「ドラゴンクエストPart,II」「ドラゴンクエストPart,III」、「東京メトロポリタン・ブラス・クインテットPlays すぎやまこういちSongs」をリリースし、多方面から注目を浴びている。そして、ドレミ楽譜出版社から、金管五重奏による「ドラゴンクエスト」「ドラゴンクエストvol.2」と「ロメオとジュリエット」の曲集が出版され、多くのブラスファンが演奏会などで取り上げている。
元編曲 すぎやまこういち
編曲
1・3・4・8・10・11・12・14 高橋 敦
2・5・6・7・9・13・15・16 小田桐寛之
3大Bとは(ブックレットより一部抜粋) すぎやまこういち
一般に3大Bといえばバッハ、ベートーヴェン、ブラームスのことを指しています。
そこでポップスの世界での3大Bを考えてみました。まずはビートルズです。
ジャズから出発したそれまでのポピュラーソングではなくヨーロッパ発の大きな流れを作ったある種の革命と言っても良いものでした。
ビージーズはは新天地に開いたポップスの大輪の花だと思います。ヨーロッパ的なものとアメリカ的なものと併せ持っているようなところも大きな魅力ですね。
バート・バカラックはメロディだけでなくハーモニー進行からバスの動きまで構造的にがっちりした音楽を創りだした功績は特筆に値するものでしょう。
演奏する東京メトロポリタン・ブラス・クインテットは普段は高度な音楽性、音色、技術すべてにおいて素晴らしいのは勿論のことポピュラー音楽に対する素敵なフィーリングを併せ持っているのが特筆に値することでしょう。
僕自身この演奏を収めたテスト盤を何回も聴き惚れてしまい、この原稿を書くという仕事を忘れそうになった程です。