CDアルバム
ウェーベルン:管弦楽のための作品集
@ オーケストラのためのパッサカリア 作品1
A 弦楽オーケストラのための5章 作品5
B オーケストラのための6つの小品 作品6
C オーケストラのための5つの小品 作品10
D 交響曲 作品21
ヘルベルト・ケーゲル指揮ライプツィヒ放送交響楽団
録音:1977年10月26〜29日 ライプツィヒ・パウル・ゲルハルト教会
原盤:ドイツ・シャルプラッテン
[解説:丸山桂介]
●とっつきにくいウェーベルンをこんなにおもしろく振った指揮者があっただろうか。
「パッサカリア」では後期ロマン派の香りをたたえながらも表現主義のトーンを表出。
唸り声まで発したその感情の爆発は、狂気の演出なのか、本能のままの劇的表現なのか。
「交響曲」では精緻なまでのアンサンブルの妙技が光っている。天才が天才を振ったウェーベルン入門にふさわしい名盤。