CDアルバム
マーラー:交響曲 第10番 (クック版第3稿)
マーラー:交響曲 第10番 嬰ヘ長調(デリック・クック版第3稿)
クルト・ザンデルリンク指揮ベルリン交響楽団
録音:1979年11月29−30日、12月13−15日、ベルリン・キリスト教会
原盤:ドイツ・シャルプラッテン
[解説:小石忠男]
●マーラーの「第10番」は第1楽章がほぼ完成、他の楽章はスケッチのみで終わった未完の交響曲。
後年デリック・クックがマーラーの娘アンナより楽譜欠落部分の提供を受け、補填補筆版を完成、
その第3稿はこのザンデルリンクの録音により一躍ポピュラーになりました。
ザンデルリンクは第4・5楽章に打楽器を追加するなど、独自の編曲を加え、
情感たっぷりにマーラー深奥の世界を描き出しています。