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ヴェーバー : ソナタ集 : イザベル・ファウスト (Weber : Sonatas / Isabelle Faust) [SACDシングルレイヤー] [国内プレス] [日本語帯・解説付] [Limited Edition]

2022/04/10 発売

HMSA-0047

在庫

¥4,581 (税抜価格 ¥4,165)

ファウストによるヴェーバー、SACDシングルレイヤーで登場!
メルニコフの溌剌としたピアノにも注目!

[商品番号 : HMSA-0047] [SACDシングルレイヤー] [国内プレス] [日本語帯・解説付] [KING INTERNATIONAL / HARMONIAMUNDI]

カール・マリア・フォン・ヴェーバー (1786-1826) : 
ヴァイオリンのオブリガートつきのピアノのための6つの段階的ソナタ (アマチュアのために作曲、捧げられた) op.10
第1番 ヘ長調 op.10-1 〔I.アレグロ / II.ロマンツェ―ラルゲット / III.ロンド―アマービレ〕
第2番 ト長調 op.10-2 〔I.キャッラテーレ・エスパニョーロ―モデラート / II.アダージョ / III.エア・ポロネーズ―ロンド・アレグロ〕
第3番 ト長調 op.10-3 〔I.エア・リュス―アレグレット・モデラート / II.ロンド―プレスト〕
第4番 変ホ長調 op.10-4 〔I.モデラート / II.ロンド―ヴィヴァーチェ〕
第5番 イ長調 op.10-5 〔I.テーマ・デ・オペラ・シルヴァーナ―アンダンテ・コン・モート / II.フィナーレ―シチリアーノ―アレグレット〕
第6番 ハ長調 op.10-6 〔I.アレグロ・コン・フォーコ / II.ラルゴ / III.ポラッカ〕
四重奏曲 (ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロとピアノのための) 変ロ長調op.8〔I.アレグロ・コン・フォーコ / II.アダージョ・マ・ノン・トロッポ / III.メヌエット : アレグロ / IV.フィナーレ : プレスト〕

イザベル・ファウスト (ヴァイオリン / 1704年製ストラディヴァリス「スリーピング・ビューティ」) 
アレクサンドル・メルニコフ (フォルテピアノ'Lagrassa ('1815年ca., エドウィン・ボインクのコレクションより) ) 
ボリス・ファウスト (ヴィオラ / ガエターノ・ポラストリ) 
ヴォルフガング・エマニュエル・シュミット (チェロ / マッテオ・ゴフリラー) 

録音 : 2011年6月、テルデックス・スタジオ (ベルリン) 

★イザベル・ファウストによる、ドイツ・ロマン主義の重要な作曲家、ヴェーバーの作品集がSACDシングルレイヤーで登場。ハルモニア・ムンディ・レーベルよりハイレゾ・マスターの提供を受け、関口台スタジオでリマスタリングを施した、日本独自企画・限定盤です。
★ドイツにおけるロマン主義運動の重要な先駆者であり、多芸多才な楽長、明晰な批評家として、さらには華々しいピアニストとしても活躍したヴェーバー。『魔弾の射手』やピアノ曲が非常に有名ですが、室内楽はわずか9曲 (完成されたもの) しかのこしていません。そのうち8曲は、ヴェーバー自身、かなりの名手であった楽器、ピアノを含む編成のものとなっています。イザベル・ファウストを中心とする豪華メンバーのこの録音では、ヴェーバーの才能の輝きに満ちた室内楽作品が、ファウストにしか奏でることのできないまばゆい音色に導かれ、いきいきと再現されています。メルニコフの溌剌とした気魄に満ちたフォルテピアノの音色も見事。なお、四重奏曲で共演しているヴィオラのボリス・ファウストは、イザベルの兄。そしてチェリストも来日経験もある中堅シュミットということで、注目盤の登場といえましょう。
★6つのヴァイオリン・ソナタは、1810年の夏の終り頃、出版社のヨハン・アントン・アンドレの依頼を受けて作曲されたもので、家庭内で、いわゆるアマチュアの人々が音楽演奏を楽しむための楽曲がならびます。ヴェーバーはあまりこの仕事に乗り気ではなかったことが手紙などにも残されていますが、その内容は実に多彩で、ヴェーバーの才気に満ちたもの。カスタネットが打ち鳴らされるようなボレロ (第2番第1楽章のキャッラテーレ・エスパニョーロ) や、バラライカの音色を思わせるエア・リュス (第3番第1楽章) など、多国籍の情緒が感じられ、また、魅力的なメロディー、そこかしこに、魔弾の射手のアリアを彷彿とさせる華やかなパッセージも盛り込まれていて、「アマチュアのための」とされてはいますが、非常に充実した内容となっています。アンサンブルをたのしむことにも主眼がおかれた作品だけあって、ファウストとメルニコフとの、丁々発止のやりとりにも注目です!
★四重奏曲は、1809年9月、ヴェーバーが22歳のときに完成された作品。なんといっても聴きどころは第2楽章。弦楽器の半音的な動きをみせるハーモニーに始まる印象的な問いかけにピアノが応えたかと思うと突然の休止小節、そしてピチカートによるカデンツァが続く、というなんとも謎めいた出だしの楽章です。この楽章だけ、1806年に完成、残りの楽章は後になって書かれたことがわかっています。ピアノの短い導入に始まり、瑞々しいロマンティックなメロディーのきらめきが美しい第1楽章、弦楽器の美しい音色が冴えわたる充実した第2楽章、エスプリの効いた短い第3楽章、そして、終楽章では、弦楽器3者のフーガ風なやりとりの中、ピアノが縦横無尽に華麗にかけめぐります。
★ファウストの、どこまでもまっすぐな音色で奏でられるヴェーバーの書いた旋律美、メルニコフの才気と知性が冴えるピアノ・パート、そしてアンサンブルの妙。すべてがとびきりのクオリティのヴェーバー作品集。珠玉の1枚の登場です。