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2021/02/10 発売
BISSA-2533
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¥3,289 (税抜価格 ¥2,990)
細川俊夫、大島ミチル、アホ、マンスリアン、セレブリエールなどが作曲した2020年最新作を収録。 コロナ禍で生まれたヒヨリ・トガワ (戸川ひより) の渾身作! ヨハネス・ブラームス国際コンクール第2位受賞の実力派が奏でるヴィオラ・ソロの音楽 抜群のセンスから生み出された『孤独の歌』! [商品番号 : BIS SA-2533] [SACD Hybrid] [Import] [BIS] 『孤独の歌 (Songs of Solitude) - ヴィオラ・ソロの音楽』 1. 細川俊夫 (1955–) 【横浜】 : Sakura / Solitude (さくら / 孤独) (2020) 2. ヨハン・ゼバスティアン・バッハ (1685–1750) : サラバンド (《無伴奏チェロ組曲第4番 変ホ長調 BWV1010》より) 3. ヨハンナ・ドーデラー (1969–) 【シュミダタル、オーストリア】 : Shadows (影) (2020) 4. ホセ・セレブリエール (1938–) 【ニューヨーク】 : Nostalgia (郷愁) (2020) 5. J.S.バッハ : サラバンド (《無伴奏チェロ組曲第1番 ト長調 BWV1007》より) 6. ティグラン・マンスリアン (1939–) 【イェレヴァン (エレバン) 、アルメニア】 : Ode an die Stille (沈黙に寄せる頌歌) (2020) 7. 大島ミチル (1961–) 【ニューヨーク】 : Silence (沈黙) (2020) 8. J.S.バッハ : サラバンド (《無伴奏チェロ組曲第3番 ハ長調 BWV1009》より) 9. カレヴィ・アホ (1949–) 【ヘルシンキ】 : Am Horizont (地平線にて) (2020) 10. ジョン・パウエル (1963–) 【ロサンジェルス】 : Perfect Time for a Spring Cleaning (噴水清掃にうってつけの時) (2020) 11. J.S.バッハ : サラバンド (《無伴奏チェロ組曲第5番 ハ短調 BWV1011》より) 12. クリスティーナ・スピネイ (1984–) 【ナッシュヴィル、テネシー州】 : Keep Moving (動きつづけろ) (2020) 13. リーアン・サミュエル (1944-) 【プルヘリ、ウェールズ】 : Salve Nos (われらを救いたまえ) (2020) 14. J.S.バッハ : サラバンド 《無伴奏チェロ組曲第2 番 ニ短調 BWV1008》より) 15. ゲイブリエル (ガブリエル) ・プロコフィエフ (1975–) 【ロンドン】 : Five Impressions of Self-Isolation (自己隔離で思う5つのこと) (2020) Calling Out… (掛け声をかける) Wine for One (ひとりで開けるワイン) Only Birds in the Sky (空の鳥だけが) How Many Weeks…? (いったい何週間…?) Back to the English Garden (イギリス式庭園にもどる) 16. J.S.バッハ : サラバンド (《無伴奏チェロ組曲第6番 ニ長調 BWV1012》より) 17. フェデリコ・ガルデッラ (1979–) 【ミラノ】 : Consolation (慰め) (2020) ヒヨリ・トガワ (戸川ひより) (ヴィオラ / アントニオ・カッシーニ1690年頃製作) セッション録音 : 2020年6月、9月、10月 / アンドレーアス教会 (ベルリン=ヴァンゼー、ドイツ) 制作・録音・編集・ミクシング : マルティン・ナゴルニ ★SACDハイブリッド盤。『孤独の歌 (Songs of Solitude) 』のプロジェクトは、ひとつのウィルスのせいで世界中の人々が隔離状態に追いこまれた時、ヴィオラ奏者ヒヨリ・トガワ (戸川ひより) の思いつきから生まれました。細川俊夫、ヨハンナ・ドーデラー、ホセ・セレブリエール、ティグラン・マンスリアン、大島ミチル、カレヴィ・アホ、ジョン・パウエル、クリスティーナ・スピネイ、リーアン・サミュエル、ゲイブリエル・プロコフィエフ、フェデリコ・ガルデッラという世界各国で活躍する作曲家たちが、彼女のたっての願いを受け、さまざまな場所で「孤独の時」を過ごしながら作曲したヴィオラ・ソロの曲が、曲間にはさまれるバッハの《無伴奏チェロ組曲》の「ヴィオラ」による6つの〈サラバンド〉と一緒に演奏されます。 ★ヴィオラ奏者のヒヨリ・トガワ (Hiyoli Togawa) は、日本とオーストラリアをルーツにもち、ドイツのラインラントで育ちました。ヴァイオリンを習っていた幼少のころ、父親が大切にしていた古いヴィオラをこっそり弾いたことが、人生を捧げるに値する「声」をもつ楽器との出会いだったと言います。ライナー・モーク、アントワン・タメスティ、ハリオルフ・シュリヒティヒに学び、アルテミス四重奏団からは室内楽を学びました。シュレスヴィヒ=ホルシュタイン音楽祭をはじめとするフェスティヴァルに定期的に出演、ハンブルク・カメラータ、ノルディック室内管弦楽団などのアンサンブルと共演しています。2014年に開かれたヨハネス・ブラームス国際コンクール第2 位を受賞し注目を集めました。2017年8月、フィンランドのカレヴィ・アホが彼女の演奏からインスピレーションを得て作曲した《Solo XII - In memoriam EJR》を初演、翌年2月にハンブルク・カメラータのコンサート・シリーズ「Krypta」で再演しました。オンスロウ、メンデルスゾーン、カリヴォダの曲を弾いた『ヴィオラのためのロマンティック・ソナタ』がデビュー・アルバムです。 ★ヒヨリ・トガワは、モデナのアントニオ・カッシーニが1690年ごろに製作したとされるヴィオラを弾いています。「孤独の歌」に似合った深い響きを生む楽器です。このアルバムにつけられた44ページのブックレットには、彼女がプロジェクトについて綴った「プロローグ」と「エピローグ」、それぞれの作曲家についての覚書 (英語、ドイツ語、フランス語) が、写真や絵 (トガワが描いています) と一緒に掲載されています。2020年の6月から10月にかけてベルリン=ヴァンゼーのアンドレーアス教会で行われたセッションの録音です。 ★「2020年の春、わたしはまだ、空っぽのベルリンのスタジオで座っていました。そして、晩夏が訪れるころ、わたしの机には新しい楽譜がいっぱい置かれ、壁には私が新しく描いた絵が掛かっていました。音と色彩に囲まれていることで、孤立しているという感覚はまったくありません。むしろ、支えられ、守られていると感じました。コンサートの聴衆がいないと音楽家としては孤独だと感じることが多かったと思います。でも、この古い音楽と新しい音楽のおかげで、これっぽっちも孤独感はありません。このことも私は『孤独の歌』で表現しました」 (ヒヨリ・トガワ「エピローグ」より)