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CDアルバム

Grieg : Complete Symphonic Works Vol. 5 / Camilla Tilling, Tom Erik Lie, Eivind Aadland, WDR Sinfonieorchester Koln [SACD Hybrid] [輸入盤]

2015/11/10 発売

AU-92671

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¥3,069 (税抜価格 ¥2,790)

ベルゲン生まれ、
パヌラの直弟子オードランによるグリーグ管弦楽曲全集完結篇
ティリングの歌う「ソルヴェイグの歌」

[商品番号 AU-92671] [SACD Hybrid] [マルチチャンネル ステレオ] [輸入盤] [AUDITE]

[収録作品]

「グリーグ:管弦楽作品全集Vol. 5/オードラン」

・「ペール・ギュント」の音楽op. 23
 婚礼の場で/山の王の娘の踊り
・6 つのオーケストラ伴奏歌曲 ※
 ソルヴェイグの歌op. 23-18/ソルヴェイグの子守歌op. 23-23/モンテ・ピンチョからop. 39-1/
 白鳥op. 25-2/過ぎ去りし春op. 33-2/ヘンリク・ヴェルゲランop. 58-3
・2 つの抒情小品
 高い山の夕べop. 68-4/揺りかごでop. 68-5
・山の精に捕われた人op. 32 *
・ノルウェー舞曲op. 35

カミラ・ティリング(ソプラノ)※
 トム・エリク・リー(バリトン)*
ケルンWDR 交響楽団
アイヴィン・オードラン(指揮)
録音:2012年10 月1-6日(op.32 & 68)、2013 年12 月9-13 日(op.35)、2014 年2 月25 日(ペール・ギュントの音楽)、
2014年11 月3-4日(6 つのオーケストラ伴奏歌曲)/ケルン・フィルハーモニー(デジタル・セッション)[WDR 制作]

★ SACD ハイブリッド盤。作曲家の生まれ故郷と同じベルゲン育ちのオードランが進めるグリーグの管弦楽曲全集シリーズの完結篇。グリーグの語法を体得し、名匠ヨルマ・パヌラの薫陶を授かった指揮者が生み出す音楽は相変わらず冴えていますが、第5 集にして初めて登場する声楽曲に注目です。
 30 代半ばのグリーグが風光明媚なハルダンゲル地方での生活で、素晴らしい霊感を得て完成させた「山の精に捕われた人」は、バリトン独唱、ふたつのホルンと弦楽合奏のための作品。劇的な曲調に、オスロに生まれたバリトン、トム・エリク・リーの歌声がよく映えます。
 グリーグにとって歌曲は、すぐれた歌手であった夫人ニナの存在もあって、ピアノ曲と並ぶ重要なジャンルでしたが、ソプラノ独唱による6 つのオーケストラ伴奏歌曲はさらなる聴きもの。代表作「ペール・ギュント」からのポピュラー・ナンバーである「ソルヴェイグの歌」「ソルヴェイグの子守歌」で、共感たっぷりの歌唱を聴かせるのはスウェーデン出身のカミラ・ティリング。ちなみにティリングは、2004 年のパーヴォ・ヤルヴィ指揮エストニア国立響による「ペール・ギュント」のセッション録音にも、同じくソルヴェイグ役で参加していました。
 これまでのオードランによるグリーグのシリーズは、いずれも本質に迫るみごとな出来栄えでしたが、有終の美を飾る当アルバムもまた、グリーグの音楽を愛するかたにとって長らく宝物となるでしょう。