★南ドイツとイタリアの、バロックから後期ロマン派までにわたる聖母マリアを讃える曲を集めたソプラノ、オーボエ、オルガンのための作品集。各楽器のソロ曲を交えながら、ソプラノとオーボエ、オルガンによる華のある響きが広がります。 CD 最初の曲、「天の女王」の作曲者、ラートゲーバーはJ.S. バッハと時代を同じくする作曲家。その心地よい旋律と飾らない和声に見られるようにシンプルで素朴な音楽を好んだという彼は、バロック音楽から古典派音楽への移り変わりに一役買ったともいわれています。復活祭のために書かれたCD 収録曲「天の女王」はオーボエとソプラノの軽快な掛け合いが美しく、敬虔さと華やかさを併せ持つこの編成の魅力を堪能できます。