1 I Have Dreamed (Rodgers & Hammerstein) 5:27 2 Enfant (Ornette Coleman) 6:27 3 The Peacocks (Jimmy Rowles) 7:10 4 What Is This Thing Called Love? (Cole Porter) 5:10 5 Sarabande (Fred Hersch) 5:37 6 This Heart of Mine (Arthur Freed & Harry Warren) 5:28 7 Child’s Song (Fred Hersch) 4:30 8 Blue In Green (Bill Evans & Miles Davis) 4:46 9 Cadences (Fred Hersch) 5:01
メンバー:Fred Hersch(p), Charlie Haden(b), Joey Baron(ds)
★みずみずしく、メロディアスな演奏は詩的で、どこを切り取っても美しいセンスがみなぎるもの。トリオとしての即興も自由自在。しかし、そうした音的なもののみならず、楽曲やスタイルにも今につながるものがはっきりとあります。尊敬してやまないオーネット・コールマンの楽曲の演奏、スタンダードの曲のいくつもは、今現在も演奏し続ける曲(M1.3.4 は今回の来日公演でも演奏していました)。また、アーティストの個性の内面を訪ねて描き上げるコンポジションにも、現在につながるものがあり(M7のChild's Song はチャーリー・ヘイデンに捧げた曲)、世界観は、以前と今と、まったく変わらないものを感じます。つまり、この時点から、曲や演奏する人の魅力に真摯に向かいあい、ピアノを奏でるアーティストの姿がここには記録されているのです。