★ロンドン生まれ、コネチカット州育ち。ジャッキー・マクリーンに師事したあと、セロニアス・モンク・インスティテュートを経て、NYで活躍するサックス奏者、ウェイン・エスコフェリーの最新作品。 ★Nagel Hayer, Savantといった王道的なレーベルで、ハード・バップ〜ポスト・バップ的な演奏を展開。ミンガス・ビッグ・バンド、ベン・ライリーのモンク・レガシー・セプテットといった歴史を誇るバンドで活躍する他、今や現代随一の世界観を誇るバンドの一つトム・ハレルのユニットで活躍中。しかし、自らのバンドでは、コンテンポラリー路線を志向している模様です。 ★前作と同じくSunnyside からのリリースとなっての移籍第二弾の本作は、『The Only Son of One』(SSC1320) の延長線上となる一作。2 人の鍵盤奏者をフィーチャーした編成で、オリン・エヴァンスと共に、レイチェルZ(ウエイン・ショーター・バンドや、ステップス・アヘッドに参加した女流奏者) がエレピで参加。前作でアダム・ホルツマンが切り拓いた路線を踏襲し、カラフルかつシュール、エレクトロなサウンドを展開。鋭くダイナミックなサックスの演奏はそのままにしつつ、ラストのソニー・スティット縁の曲まで全4曲、コンテンポラリーな色彩が底流に流れます。 ★自らを育んだ地、コネチカット州のライブ・ハウス“Firehouse 12”でのライブ作品。自らを見つめ、新たなステージを歩むエスコフェリーの姿を収めた一作です。