1. A Cockeyed Optimist (Rodgers & Hammerstein) 2. Serpentine (Hersch) 3. The Optimum Thing (Hersch) 4. Calligram (for Benoit Delbecq) (Hersch) 5. Blackwing Palomino (Hersch) 6. For No One (Lennon/McCartney) 7. Everybody’s Song But My Own (Wheeler) 8. The Peacocks (Rowles) 9. We See (Monk) 10. Solo Encore: Valentine (Hersch)
☆収録された10曲は、ファースト・セットを中心にしたもので、どの曲も捨て曲なしの演奏ですが、中でもM3はシンプルなブルージー・ナンバーの中で、3 人がアイコンタクトをしながら、一本の見えない糸ででも繋がっているかのように、絶妙にテンポアップして即興を楽しむジャズの魅力に満ちた演奏。Duo 作も制作した経験があるブノア・デルベックに捧げた演奏は、一転緊迫したアーティステックな演奏。一方、昨年の来日ライヴでもたびたび披露したビートルズ・ナンバー<For No One>の美しさは絶品!美しいメロディの中にメランコリックな感覚がにじむ原曲の世界とまるで対話するように一音一音を紡いでいくハーシュのピアノには、筆舌に尽くしがたいものがあります。