Disc One: 1. You Go To My Head (4:58) 2. Very Early (5:12) 3. What Kind of Fool Am I? (5:21) 4. I’ll Remember April (4:08)* 5. My Funny Valentine (6:58) 6. Baubles, Bangles & Beads [Duo] (4:38)* 7. Turn Out The Stars (4:56) 8. It Could Happen To You (3:58)* 9. In A Sentimental Mood (4:18) 10. These Foolish Things (4:14)* 11. Some Other Time (5:28)
Disc Two: 1. You’re Gonna Hear From Me (3:32) 2. Walking Up (4:10) 3. Baubles, Bangles & Beads [Trio] (4:51) 4. It’s Alright With Me [Incomplete]** (3:45) 5. What Kind Of Fool Am I? (2:51) 6. How About You (3:59) 7. On Green Dolphin Street (4:33) 8. I Wonder Why (4:13) 9. Lover Man (Oh, Where Can You Be?) (3:49)* 10. You’re Gonna Hear From Me [Alternate Take] (3:24)
1968年6月20日ドイツMPSスタジオ (*duo **solo)
メンバー:Bill Evans(p), Eddie Gomez(b), Jack DeJohnette(ds)
☆ 62 年『Moonbeams』で初演されて以来、コンサートでは毎回のようにフィーチャーされたエヴァンスの至高のワルツ曲<Very Early>を始め、晩年まで数多く演奏され、アルバムタイトルともなった名曲<Turn Out The Stars>といった楽曲も収録。
☆そして・・・1 枚目のラストには、名盤中の名盤『Waltz for Debby』(61 年) にも収録され数限りないジャズ・ファンの心をつかんだ名曲<Some Other Time> の至高の演奏を収録!!!。この<Some Other Time>のイントロはもともと<Peace, Piece>のメロディを、エヴァンスがマイルス・デイヴィスの『Kind of Blue』に参加した時に、<Flamenco Skeches>のイントロとして用いたことでも知られるジャズ史上屈指の美イントロですが、本作での演奏は、『Waltz for Debby』『Kind of Blue』の演奏と並ぶものと言って過言無し。言葉をいくつ並べても表現しようのない至高のピアノ、メロディに寄り添いながら音空間を拡張するベース、若き日の驚くようなディジョネットのブラッシ・ワークの美しさ。静謐かつ、ある種の厳かささえも漂うこの曲のスタジオ録音が聴けることは本当に奇跡です。
☆一方、本作では、ビル・エヴァンスにとって珍しい楽曲も演奏。サイドメンとしての演奏を除いては極めて稀な<I'll Remember April > や、同じく本録音以外ではあまり聴くことができない<These Foolish Things> をエディ・ゴメスとの豊かな会話で披露。一方、2-M5 の<What Kind Of Fool Am I>では、ビル・エヴァンスとしては、極めて珍しいユニークなエンディングも収録されています。