ベニー・グリーン / ゼン・アンド・ナウ (Benny Green / Then And Now) [CD] [Import] [日本語帯・解説付]
2018/10/27 発売
まさに絶好調のピアニスト、 ベニー・グリーンの新たな冒険
ホッド・オブライエンの娘、ヴェロニカ・スウィフトがヴォーカルで参加
ジャズマン・オリジナル曲等を新鮮な味付けで再演した注目作!
[商品番号 : KKE-084] [原盤番号 : SSC-1528] [Import CD] [日本語帯・解説付] [Sunnyside / King International]
Benny Green / Then And Now
ベニー・グリーン / ゼン・アンド・ナウ
[収録内容]
1. Donny Hath A Way (Benny Green) 2:19
2. For Regulars Only (Dexter Gordon) 3:11
3. Latin America (Cedar Walton) 4:46
4. Naturally (Benny Green) 3:35
5. Minor Contention (Hank Jones) 2:55
6. Enchanted Forest (Benny Green) 1:50
7. Split Kick (Horace Silver) 3:30
8. Say You’re Mine (Duke Pearson) 3:23
9. Humphrey (Benny Green) 4:16
10. Hipsippy Blues (Hank Mobley) 3:42
11. Something I Dreamed Last Night
(Sammy Fain, Jack Yellin & Herb Magidson) 4:30
12. Wiggin’(Benny Green) 4:05
[メンバー]
Veronica Swift - vocals (track-2, 4, 7, 9, 11)
Anne Drummond - flute & alto flute (track-1, 3, 6)
Benny Green - piano (all tracks) & electric piano (track-1,3,4)
David Wong - bass
Josh Jones - percussion (track-1, 3)
Kenny Washington - drums (all tracks except 6)
Recorded : Fantasy Studios, Berkeley, CA on February 26-27, 2018 and Samurai Studio, Astoria, Queens, NY on June 1, 2018
■オスカー・ピーターソンが自分の後継者と賞讃したピアニスト、ベニー・グリーンの待望の最新作が登場。デビッド・ウォン(b)、ケニー・ワシントン(ds) のお馴染みのリズム・セクションをバックに全12曲を収録。5曲に若手実力派の女性ジャズ・ヴォーカリスト、ヴェロニカ・スウィフト、3曲に女性フルート奏者のアン・ドラモンドを大きくフューチャーした注目作である。
■もはや世界でも有数のジャズ・ピアニストの一人に登りつめたベニー・グリーン。過去38年間にわたりコンサートライブや大物ジャズメンとの共演等で、最強のピアニスト、バンドリーダーとして大活躍中。 しかし、過去20枚のリーダー作のいずれにもヴォーカリストやフルート奏者をフィーチャーしたことがなかった。本作『ゼン・アンド・ナウ』は女性ヴォーカルのヴェロニカ・スウィフトと女性フルート奏者のアン・ドラモンドが参加したベニー・グリーンの新たな冒険のアルバムと言って良いだろう。
■ヴェロニカ・スウィフトは2015年セロニアス・モンク・コンペティションで2位入賞の実力派若手女性ヴォーカリスト。父親はバップ・ピアニストのホッド・オブライエン(2016年没)、母親は歌手のステファニー・ナカシアン。グリーンと同じような音楽に恵まれた環境で育っている。ベニーはライブ等で彼女と共演するにつれ、今回の作品に彼女を大きくフューチャーする必然性を見出したに違いない。
■本作ではヴェロニカのヴォーカルを5 曲で聴くことができる。スキャットを交えた透明感あるオーソドックスな唱法は耳に残り、印象的である。 M7のHorace Silverの作品“Split Kick”ではトランペット・パートとサックス・パートをヴォーカルで見事に表現している。また、M9の“Humphrey”は90年代にクリスチャン・マクブライド(b)、カール・アレン(ds)とのトリオ作『Testi fyi n'! 』に収録されていたファンには懐かしい曲。スキャットが入ることで新鮮な味付けになった。
■アン・ドラモンドはニューヨークで活躍中の女性フルート奏者。ケニー・バロン(p) のアルバムやツアーに参加したり、リーダー作も数枚発表している。彼女の参加(3曲)も本アルバムに独特なテイストを加えた。
■言うまでもなくベニー・グリーンの演奏は絶好調である。女性ゲストの3曲でフェンダー・ローズの演奏も披露している。また、ピアノ・トリオのフォーマットで演奏される4曲はハンク・ジョーンズ、デューク・ピアソン、ハンク・モブレイのジャズマン・オリジナルと自身のオリジナル曲。ベニー・グリーン節が大全開である。まさに『Then And Now』、あのときと現在が心地よく融合した大注目のアルバムである。