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CDアルバム

ラヴェル : バレエ音楽「マ・メール・ロワ」 | 「シェエラザード」序曲 | クープランの墓 (MAurice Ravel : Ma mere l'Oye | Le Tombeau de Couperin | Sheherazade, ouverture de feerie / Les Siecles | Francois-Xavier Roth) [輸入盤] [日本語帯・解説付]

2018/06/30 発売

KKC-5879

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¥3,300 (税抜価格 ¥3,000)

[商品番号 : KKC-5879] [原盤番号 : HMM-905281] [Import CD] [日本語帯・解説付] [harmonia mundi / King International]

[収録内容]
1. ラヴェル : バレエ音楽「マ・メール・ロワ」(全12曲)
2. ラヴェル : 「シェエラザード」序曲
3. ラヴェル : クープランの墓 (4曲)

フランソワ=グザヴィエ・ロト (指揮)
レ・シエクル

録音 :
M-1: 2016年10月31日 / フィルハーモニー・ド・パリ | 11月2日 / ロンドン、サウスバンク・センター | 11月4日 / シテ・ド・ラ・ミュジーク・ド・ソワソン
M-2: 2017年5月20日 | 9月9日 |9月17日 / フィルハーモニー・ド・パリ
M-3: 2017年8月13日 / ブローニュ=ビヤンクール、ラ・セーヌ

★ 昨年(2017年)のベストCDのひとつ「ダフニスとクロエ」からちょうど1年、ロトが次なるラヴェルを披露してくれます。もちろん初演当時の楽器と奏法にこだわったもので、ファンなら待ちきれないリリースと申せましょう。ロトとレ・シエクルはストラヴィンスキー等で名を売りましたが、本当に相性の良さを示すのはラヴェルで、全作品が彼らの演奏で揃えばラヴェルのオーケストラの新しいスタンダードとなること間違いなしの大事業となるでしょう。
★ 今回選ばれた3篇のうち、「マ・メール・ロワ」はピアノ連弾曲、「クープランの墓」はピアノ独奏曲として書かれ人気があり、さらに初期の「シェエラザード」序曲も連弾版がありますが、いずれもラヴェルが後に腕によりをかけてオーケストレーションして再創造しました。しかし流れ作業ではなく、「マ・メール・ロワ」は前奏曲、「糸車の踊り」と5つの間奏曲を新たに書き足し、規模を倍にしました。反対に「クープランの墓」は、ピアノ的な構造のフーガとトッカータをはずして4曲にしています。どちらもラヴェルとしては小さな編成ですが、彼の天才的管弦楽法を駆使した精巧さで、極彩色の音響世界を創り上げています。それを初演当時楽器の音色で聴くと、かえって今よりもすっきりとした新鮮な美しさに魅了されます。
★ 「シェエラザード」序曲はラヴェルの作品中ではあまり演奏されませんが、これもものものしいエキゾチシズムとは異なる清潔な響きとなり、印象一新。実は「ダフニスとクロエ」や「ボレロ」と直接つながる世界であることを認識させてくれます。
★ 今回もブックレットに弦楽器以外すべての使用楽器と制作年が明記され、貴重な資料となっています。ロトの演奏はますます精緻になり才気煥発。歴史的な意義はもちろんながら、切れの良いリズムとスピード感など驚くほど魅力的な演奏を繰り広げています。