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CDアルバム

ブラームス : ピアノ協奏曲 第1番 | ストラヴィンスキー : ピアノと管楽オーケストラのための協奏曲 [CD] [輸入盤] [Live Recording] [日本語帯・解説付]

2018/04/30 発売

KKC-5856

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¥3,300 (税抜価格 ¥3,000)

[商品番号 : KKC-5856] [原盤番号 : MIR-340] [Import CD] [Live Recording] [日本語帯・解説付] [Mirare France / King International]

[収録内容]
1. ブラームス : ピアノ協奏曲 第1番 ニ短調 Op.15
2. ストラヴィンスキー : ピアノと管楽オーケストラのための協奏曲

ボリス・ベレゾフスキー (ピアノ)
スヴェトラーノフ記念ロシア国立交響楽団

録音 : 2017年4月8日 / モスクワ音楽院大ホール (ライヴ)

ベレゾフスキー待望の最新盤は昨年4月にモスクワで行われた協奏曲のライヴ。ブラームスの1番とストラヴィンスキーで、オーケストラはロシア国立交響楽団。しかし現在音楽監督を務めるユロフスキは登場せず、なんと指揮者なし。
古典派あるいはショスタコーヴィチのピアノ協奏曲は指揮者なしで演奏されることもありますが、「ピアノ付きの交響曲」と称され、第1楽章はオーケストラだけの長い提示部を持つブラームスの第1番と複雑な変拍子の続くストラヴィンスキー作品ゆえ不安をおぼえはするものの、さすがロシア国立響、堂々たる演奏を繰り広げています。 ベレゾフスキーは聴衆を前にしたライヴで燃えるタイプで、その方がはるかに神業を発揮しますが、ここでも驚くべき演奏をモスクワ音楽院大ホールのコンサートで行っています。ベレゾフスキーは指揮者が自分の個性で支配する協奏曲よりも、彼が大将になって仲間とアンサンブルを楽しむことを好む傾向があり、この2篇も室内楽のように解釈したかったと述べています。もちろん開始やトゥッティの部分は事実上ベレゾフスキーが指揮していますが、もともとロシアには革命直後の1922年に「ペルシムファンス」という指揮者なしのオーケストラが存在し、プロコフィエフのピアノ協奏曲などを作曲者と演奏するなど伝統がありました。ロシア国立響はかつてモスクワでトップの実力を誇っていた団体だけに、指揮者なしでも精密なアンサンブルと、ストラヴィンスキーでの各奏者の妙技が何の不足もなく実現しています。 ベレゾフスキーのピアノはますます円熟味を深め、ブラームスはたっぷりとした音量、重厚な解釈が非常に感動的。彼初となるストラヴィンスキーはまるでコンチェルト・グロッソ。切れ味抜群で、まさにストラヴィンスキーならではのダイナミックな世界を描いています。