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2015/10/30 発売
KKC-5494
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¥9,240 (税抜価格 ¥8,400)
[商品番号 : KKC-5494/95] [原盤番号 : HMC-952223] [2CD] [Import CD] [・日本語帯・解説・歌詞訳付] [harmonia mundi / King International][収録内容]夜のコンセール・ロワイヤル4 部または4夜からなる 「夜の王のバレ」1653年2月23日、王によって踊られた 「夜の王のバレ」に基づくテキスト : イサック・ド・バンスラード (1613?~1691)音楽 :ジャン=ド・カンブフォール (c.1605~1661)アントワーヌ・ベッセ (1587~1643)ルイ・コンスタンタン (c.1585~1657)ミシェル・ランベール (1610~1696)フランチェスコ・カヴァッリ (1602~1676)ルイージ・ロッシ (1597~1653)& 作曲者不詳のものも含まれる再構築 : セバスティアン・ドセセバスティアン・ドセ (指揮)アンサンブル・コレスポンダンス時 | シンシア / ヴィオレーヌ・ル・シュナデク (ソプラノ)エウリディーチェ / カロリーヌ・ウェイナン (ソプラノ)ジュノン / カロリーヌ・メン (ソプラノ)ヴィーナス | 沈黙 / カロリーヌ・バルド (ソプラノ)ほか録音 : 2015年1&2月 / グルノーブル | MC22015年は、「太陽王」とも称されるフランスの王、ルイ14世(1638~1715)の没後400年にあたります。フランスではこれにあわせて様々な催しが行われていますが、このリリースも、ルイ14世にちなんだ注目盤。ルイ14世といえば5歳にして国王即位、72年にもわたる在位期間に王朝の最盛期を築き、「大世紀」(グラン・シエクル)と称されます。ヴェルサイユ宮殿を建設した王でもあります。そんなルイ14世は、バレエを奨励し、自らもバレエの名人であったと言います。1651年(13歳)に初舞台を踏み、1653年(15歳)、初主役を演じました。その初主役を演じたのがこの「夜の王のバレ」(ここでの再構築版は「夜のコンセール・ロワイヤル」と題されています)でした。これは、1653年2月23日、プチ・ブルボン宮のホールで上演されました。1653年といえば、17世紀フランスで起こった貴族の最後の反乱、フロンドの反乱(1648~1653)が終息した年。戦火を避けていたルイ14世は52年の秋にはパリに戻り、宰相マザランも53年にはパリに戻りました。絶対王政を浸透させ、国王の権力を、パリ市民、そして諸外国の代表に知らしめるためにマザランが企画したのが「王の夜のバレ」でした。音楽、台本、すべてがルイ14世=「太陽王」の登場を讃えるために作られました。この作品は、4部にわたる前夜祭から始まり、その後、グラン・バレ「昇る太陽」となり、オーロラでさえも目がくらむほどの強烈な一条の光とともに太陽王=ルイ14世が現れ、幕となります。主役を踊ったルイ14世の他にも、総計60名弱のダンサーたちがこの作品に登場したという記録が残っています。一方で音楽については、詳細な記録はないのが実情。この一大スペクタクルを現代の人に届けるために作品を再構築すべく立ちあがった指揮者のセバスティアン・ドセ。ドセは、断片的に残されている資料や、このイベントを描いた絵画などから作品の再構築を行いました。2000年の映画「王は踊る」でもこのバレエのもようは描かれていますがもちろんそれはごく一部。ここでは音楽のみではありますが、当時の人々に強烈なインパクトを与えた作品を完全に再現、鮮烈な演奏で収録されています。400年以上前の遠いフランスで、一人の王を印象づけるために企画されたこの一大スペクタクルの驚異的なパワーに、フランス文化の底力を見せつけられるようです。