アンドレは1964年フランスに生まれ、その後ドイツで活躍している作曲家。パリでクロード・バリフやジェラール・グリゼーに師事、ドイツではラッヘンマンに師事しています。 このディスクに収録されている「... auf ...」シリーズは、2009年3月28日、ベルリンのフィルハーモニーにて、カンブルラン指揮バーデン=バーデン・フライブルクSWR交響楽団とSWR実験スタジオ(フライブルク)によって初演されました。非常に大掛かりな陣容の作品で、木管楽器パートは各4名(イングリッシュ・ホルン、バス・クラリネット、コントラファゴットも4名)、金管も、トランペット、トロンボーン、チューバまでも4名という作品です。さらに「... auf ...3」になると、この編成に、聴衆を取り囲むようにして6名の打楽器奏者と電子音を流すスピーカーが加わるといいます。ヴァイオリンを筆頭にすべての楽器は舞台上で対称的に配置され、ステレオ効果抜群の音世界が作り出されます。