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愛をテーマに様々なジャンルでうたう、山本耕平ワールド

 山本耕平（テノール）
高木由雅（ピアノ）、山本耕平（クラリネット）［11］多重録音 

注目のテノール歌手、山本耕平（やまもと・こうへい）待望のデビュー・アルバム。 
2014年4月には、東京二期会フランクフルト歌劇場提携公演「ドン・カルロ」でドン・カルロ役に抜擢され、オペラ界期待の新星として注目され、2015年には二期会パルマ歌劇場提携公演においてマントヴァ公爵役が決定。
現在、イタリアで研鑽を積みながら、オペラのみならず、幅広いレパートリーを持つテノール歌手への道を進む期待の新人。 



山本耕平さんのアルバム「ミ・マンキ」に寄せて　　　　　　　　　林田直樹（音楽評論） 

〜山本耕平さんの歌は、常に他者への語りかけによって動機づけられている。そして「自分の言葉」で歌われている。
ある全体に向けて歌うのではなく、ある一人のひとへの親愛な語りかけとして歌われている。
歌を可能な限り強く心で握りしめてから歌っている。そうして初めて、歌はすべての人にとっても胸を打つものになる。
そこには、あらゆる優れた芸術家に絶対に必要な資質、すなわち「徹底的な追求への志向」がある。
〜中略〜山本さんの声は、テノールでありながら、バリトンのように広く深く力強い響きをも持っている。
そこには英雄的な可能性と、純粋な精神のありかが感じられる。

ライナー・ノーツより　抜粋