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CDアルバム

Brahms: Violin Sonatas op.100&108/ Dietrich, Schumann, Brahms: F.A.E.Soonata/ Isabelle Faust, Alexander Melnikov [輸入盤]

2015/08/20 発売

HMC-902219

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¥3,322 (税抜価格 ¥3,020)

イザベル・ファウスト最新盤はブラームス!
やわらかく豊かな歌
メルニコフのいぶし銀のピアノが光る

[商品番号 HMC-902219] [CD] [輸入盤] [harmoniamundi]

[収録作品]

1. ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第3 番 ニ短調 op.108 [21’07]
2. シューマン:3 つのロマンス op.94 [11’18]
3. ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第2 番 イ長調 op.100 [19’00]
4. ディートリヒ/シューマン/ブラームス:F.A.E. ソナタ [26’17]

イザベル・ファウスト(ヴァイオリン/ 1704 年製ストラディヴァリウス「スリーピング・ビューティ」)
アレクサンドル・メルニコフ(ピアノ/ 1875 年製ベーゼンドルファー(メルニコフ所蔵))
録音:2014 年9 月

★快進撃がとまらないイザベル・ファウスト。次なる新譜は、こちらも充実著しい盟友、アレクサンドル・メルニコフとのコンビによるブラームス&シューマンです。
このブラームス&シューマン( & F.A.E. ソナタ) のプログラムは、2014 年6 月に日本でも公演があり、大きな話題となりました。既にファウストとメルニコフはブラームスのヴァイオリン・ソナタ第1 番を録音しており(HMC 901981(現在廃盤)。この時の録音でも同じベーゼンドルファーが用いられました)、これでファウストとメルニコフはブラームスのヴァイオリン・ソナタを全曲録音したことになります。
第3 番の冒頭から、ファウストの振幅の大きな歌にメルニコフもぴたりと応えた最高のアンサンブルが展開されています。ファウストが奏でる音楽は非常にやわらかで優しく、強弱や音色の幅も非常に豊か。そんなファウストにぴたりと寄り添うようにメルニコフが奏でるベーゼンドルファーの音色も、いぶし銀のような音色から輝かしいものまでその幅広さに驚かされます。また、強弱の幅も実に豊かで、モダンのピアノよりも劇的に感じる瞬間もあるほど。ファウストとメルニコフ、充実著しいアーティストたちの作品に対する愛情と思いがつまった1 枚となっています。

★≪ F.A.E. ソナタについて≫
F.A.E. ソナタは、1853 年、当時の大ヴァイオリン奏者、ヨーゼフ・ヨアヒムのために3 名の音楽家が共作をしたソナタ。3 名とはブラームス、シューマン、そしてアルベルト・ディートリヒ(1829-1908)。1851 年、ディートリヒはデュッセルドルフへ赴き、シューマンを囲むグループに受け入れられ、ブラームスとも親しくなります。ディートリヒは指揮者として活躍しており、そして生前はシューマンの後を継ぐ作曲家として名を馳せていました。ヨアヒムとこれら3 名の関係は、それぞれの作品をヨアヒムが演奏するなどしていたということ。F.A.E. とはヨアヒムがモットーとしていた「Frei aber einsam(自由に、しかし孤独に)」の頭文字をとったもので、この3 つの音に基づいて作曲がされています。第1 楽章のアレグロはディートリヒ、第2 楽章インテルメッツォがシューマン、第3 楽章スケルツォはブラームス、そして第4 楽章フィナーレはシューマンが受け持っています。このソナタが出版されたのは1935 年になってからのこと。このファウストとメルニコフの演奏は、作品の真価を問う、充実の演奏となっています。