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CDアルバム

Abbey Lincoln / Sophisticated Abbey - Live at the Keystone Korner [輸入盤]

2015/10/17 発売

HCD-7280

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¥2,475 (税抜価格 ¥2,250)

魂のヴォーカリスト、アビー・リンカーンの発掘音源
80年3月キーストン・コーナーでのライブ!
いつになくリラックスした普段着ムードにありつつ、
心に深くしみこむ歌の数々が感動を呼びます!!

[商品番号 HCD-7280] [CD] [輸入盤] [HIGH NOTE RECORDS]

[収録作品]

1.Painted Lady (A. Lincoln) 5:23
2.Long as You’re Living (T. Turrentine / O. Brown Jr. / J. Priester) 4:30
3.Spoken Introduction 0:24
4.Somos Novios (It’s Impossible)(C. Manzanero / S. Wayne) 5:15
5.Medley: Sophisticated Lady(E. Ellington / I. Mills / M. Parish) /
There Are Such Things(S. Adams / A. Baer / G. Meyer) /
Man of Music (Con Alma)(J. Gillespie) (words by Abbey Lincoln) 9:58
6.Whistling Away the Dark (H. Mancini / J. Mercer) 4:59
7.Spoken Introduction 0:40
8.People in Me (A. Lincoln) 5:29
9.Medley: The Nearness of You(H. Carmichael / N. Washington) /For All We Know (F. Coots / S. Lewis) 6:14
10.Golden Lady(S. Wonder) 4:42
11.God Bless the Child (A. Herzog / B. Holiday) 6:23

メンバー:Abbey Lincoln(vo), Phil Wright(p), James Leary(b), Doug Sides(ds)

★ジャズ・ヴォーカルという枠を越え、ジャズ、そして時代のアイコンとして存在感を放ったアビー・リンカーンの80 年キーストン・コーナーでの貴重なライブ音源。

★正に魂のアーティスト、アビー・リンカーン。その一般的な印象といえば、60 年代の反骨精神にあふれた姿でしょうか?シカゴで生まれ、ミシガンで育ったアビーは、その街で生きた年長者の人々から、アメリカに生きる黒人の困難な生活を聞いて育ったとのこと。また、50年代の始めにハワイの小さなクラブで歌っていた時、ビリー・ホリデイと出会った時間を一生の思い出と語るほど、ビリー・ホリデイに影響を受けたとのこと。そんな、彼女の表現は、心の発露であり、ヴォーカルというものを一種超越したものであったといえましょう。必然として叫びとなった60 年代の表現は今なお鮮烈であり、今では伝説といっても過言でないでしょう。しかし、そのコアは、60 年代に限らず一生ものであったと思われます。90 年代から亡くなる直前までの作品は、曲としての完成度を見せ、洗練されたアレンジを伴っていきますが、表現は一貫として、メッセージに富み、貫かれた表現を聴かせてくれたもの。それだからでしょう。近年になって彼女の歌をカバーする人は多く、また今、ヒップホップの方面から注目を集めるマーク・キャリーも、アビーのバンドにいた時を振り返り、その楽曲を取り上げた作品をリリース。話題を集めたのも記憶に新しいところです。

★本作は、そんな彼女の一生にあって、素顔を垣間見られる貴重音源。ピアニストには、フィル・ライト。“50 年代、ウィントン・ケリーがいなかった時には、このフィル・ライトがいた”というほどの<< 長きに渡るコンビを組んだピアニスト>> がいたから、なおさらなのでしょうが、いつになくリラックスした演奏は、いい意味の力の抜けがあるといえます。それは、2曲のオリジナル(M1.8) にもあり、数々のスタンダードにも見える表現。決して、叫ばず、強い声もなく・・・しかし、かみしめるように言葉一つ一つを大切にして歌う所は、正に魂の歌そのもの。先入観なく聴いて、一瞬にして、何かを感じさせる世界があります。闘った経験があるからこそ、至った優しさ、癒し、そして一種のあきらめと許容量。1930 年生まれ、この時50 歳。この世界、やはり、唯一無二。聴く人の心を揺さぶります。

★ 80 年という時は、アビー・リンカーンにとって、あまり作品がない時代。そうした意味でも、彼女の人生を語る貴重な音源といえます。

★ライナー・ノーツも、歴史的な事実に加え、96 年にバックステージで会った時のエピソードも交え、充実しています。