・C. P. E. バッハ:6つのヴュルテンベルク・ソナタ集〜第6番ロ短調Wq. 49/6 プリーシ・デ・シルヴァ(ハープシコード) ・J. G. ミューテル:アリオーソと12 の変奏曲ト長調 プリーシ・デ・シルヴァ(フォルテピアノ) ・J. G. ミューテル:アリオーソと12 の変奏曲ハ短調
プリーシ・デ・シルヴァ(フォルテピアノ) 収録:1984年?/カリフォルニア州、クレアモント、ポモーナ・カレッジ、 ブリッジス・ホール・オブ・ミュージック(セッション・デジタル) ※ 以上、初CD化(初出:1984年[LP Titanic Ti-123]) ・C. P. E. バッハ:スペインのフォリアによる12 の変奏曲wq.118-9, H 263
★ 2014 年のC.P.E. バッハ生誕300 年を記念して、ハープシコードならびにフォルテピアノの名手プリーシ・デ・シルヴァが30 年前に発表したアルバムを、 First Hand が復刻、初CD 化します。 たいへんな多作家として知られるC.P.E. バッハのなかでも、全創作の中心を占めるといわれる鍵盤曲は、今でこそBIS のシュパーニをはじめとする全集プロジェクトなどを通じて、手軽にアクセス出来るようになりましたが、当アルバムがレコード発売された1984 年当時はまだまだ聴くことが可能な音源の絶対数が限られていた時代。ちなみに「ヴュルテンベルク・ソナタ第6番」はこれが世界初録音でした。 「多感様式による鍵盤音楽」と題されたオリジナル・アルバムには、C.P.E. バッハの手法に倣ったミューテル(1728-1788)の作品を収録。こちらはフォルテピアノを弾くシルヴァが、ヴィルトルオーソ的妙技の粋を聴かせています。 なお、C.P.E. バッハの「スペインのフォリアによる12 の変奏曲」は、既出音源と同一の内容となります(FHR11)。
【プリーシ・デ・シルヴァ】
スリランカ生まれのフォルテピアノ奏者、ハープシコード奏者。幼少より音楽の手ほどきを受けたのち、ロンドンの王立音楽アカデミーとベルリン音楽大学に学び、演奏課程と教職課程のディプロマを取得。イェール大学では、音楽学の博士号を取得。 ハープシコード奏者としてグスタフ・レオンハルト、フォルテピアノ奏者としてマルコム・ビルソンのワークショップにも参加。ソリストとしての活動と並行して、アメリカ合衆国の著名な古楽アンサンブル、コン・ジョイア(Con Gioia) を設立、音楽監督を務める。キアラ・バンキーニ、モニカ・ハジェット、ヴィーラント・クイケン、マーティン・パールマンといった国際的に有名なビッグ・ネームとの共演を数多く果たしており、演奏ならびに創作活動でも、これまでに数々の賞を獲得。とくにC. P. E. バッハの演奏では第1 人者として国際的な評価を得ている。