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2016/03/14 発売
COV-91518
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¥2,948 (税抜価格 ¥2,680)
バロックと古典派の狭間でウィーン古典派の基盤を築いたヴァーゲンザイル音楽史の死角に紛れてしまった知られざる大家の音楽が蘇る[商品番号 COV-91518] [SACD Hybrid] [輸入盤] [COVIELLO CLASSICS][収録作品]ゲオルク・クリストフ・ヴァーゲンザイル(1715 〜 1777):チェロ協奏曲とシンフォニアチェロ協奏曲ハ長調WV 341シンフォニアハ長調チェロ協奏曲イ長調WV 348クリストフ・コワン(チェロ) オルケストル・ル・フェニックス録音:2014年11月21-23日★ゲオルク・クリストフ・ヴァーゲンザイルは、バロック時代と古典派に挟まれた音楽様式過渡期の作曲家。バッハの息子たちと時代を共にし、ウィーン古典派の音楽の基盤を築き上げました。5 歳のモーツァルトが宮廷での御前演奏の際、当時高名な宮廷音楽家であったヴァーゲンザイルを「音楽がわかる人」と名指しで呼び出し、譜めくりを頼んだというエピソードも伝えられています。バロック音楽の影響も引き継ぎつつ、対位法優勢の音楽からメロディが支配する音楽へ、フーガからソナタへと、新しい音楽を模索し、その後に続くハイドン、モーツァルト、ベートーヴェンらの道を切り開いたヴァーゲンザイルは、チェロ協奏曲のパイオニアでもありました。楽器の使用法も従来よりも広がりを見せたこの時代、チェロはヴァーゲンザイルら当時の作曲家によって協奏曲のソロ楽器として発展し、その位置は後のハイドンのチェロ協奏曲へと引き継がれました。ヨーロッパ中に広く名前を馳せ、オペラ、交響曲、協奏曲、ピアノ曲から室内楽まで多岐に渡る作品を書いたにも関わらず、残念ながらヴァーゲンザイルの作品は現在ほとんど知られていません。このCD では、音楽史の中で見落とされてしまいがちな彼の音楽にスポットが当てられています。古楽への造詣も深いチェリスト、クリストフ・コワンと、全メンバーがモダン奏法とバロック奏法の両方を学んだ経歴を持つオルケストル・ル・フェニックスによる演奏で、知られざる大家の音楽が蘇ります。