@ Come Down in Time(Elton John/Bernie Taupin) A We Walk in a Fog(Jussi Chydenius/Eino Leino/Jaakko Mäntyjärvi) B Here Comes the Sun(George Harrison) C Green(Svante Henryson)(instrumental) D A Little Kindness(Katarina Henryson/Svante Henryson) E Eyes of a Child(Katarina Henryson/Svante Henryson) F The Dry Cleaner from Des Moines(Charlie Mingus/Joni Mitchell) G High(cello improvisation) H I Found the Key(Katarina Henryson) ISo Long, Frank Lloyd Wrigh(t Paul Simon) J In between(cello improvisation) K Everybody’s Got to Learn Sometime(James Warren) L Kiss(Prince Rogers Nelson) M Low(cello improvisation) NDet växer från Edens tide(r Ture Gudmundsson/trad.) O Siv Larssons dagbok(Chega de Saudade)(Antonio Carlos Jobim/Tage Danielsson) P Monicas vals(Waltz for Debby)(Bill Evans/Gene Lees/Beppe Wolgers)
★ SACD ハイブリッド盤。このディスクは人気アカペラ・アンサンブル「リアル・グループ」のカタリーナ・ヘンリソンと、元オスロ・フィルハーモニックの首席コントラバス奏者のスヴァンテ・ヘンリソンがチェロを弾く夫婦デュオのファースト・アルバム『High, Low or In Between』です。 選曲は二人にとって大事な作品で構成されております。1999 年の夏、最初の子が生まれた時にふたりで作り、デュオで演奏した最初の歌《Eyes of a Child》、テューレ・グードムンドソンが伝承の詩に曲を書いた《Det växer från Edens tider(エデンの時より育ち)》は娘の命名式、サイモン&ガーファンクルのアルバム『明日に架ける橋』の《So Long, Frank Lloyd Wright》(フランク・ロイド・ライトに捧げる歌)はスヴァンテの建築家の妹の誕生日、プリンスの《Kiss》はクラリネット奏者マルティン・フレストの結婚式、フィンランドの歌に英語歌詞がつけられた《We Walk in a Fog》は、ピアニストのローランド・ペンティネンの誕生パーティで、それぞれ演奏されました。
★ビートルズのアルバム『アビイ・ロード』に収録されたジョージ・ハリソンの《Here Comes the Sun》は、「ライト・ライブリフッド賞」が太陽エネルギー研究の先駆者に授与された、スウェーデン議会で行われた授与式で歌った曲。「ザ・コーギス」のジェームズ・ウォーレンが作った《Everybody’ s Got to Learn Sometime》(永遠の想い)は、ノルウェーの「ヤイロ・アイスミュージック・フェスティヴァル」で演奏されました。このときスヴァンテは、ミトンを手にはめ、氷で作ったチェロを弾いたといいます。
★リアル・グループのナンバーからは、カタリーナの書いた《A Little Kindness》と《I Found the Key》。ジャズシンガーのモニカ・セッテルルンドが歌った2 曲、アントニオ・カルロス・ジョビンの《Chega de Saudade》にスウェーデン語歌詞をつけた《Siv Larssons dagbok(シヴ・ラーションの日記)》とビル・エヴァンスの《Waltz for Debbie》による《Monicas Vals(モニカのワルツ)》も、リアル・グループがレパートリーにしています。エルトン・ジョンとバーニー・トーピンの『The Tumbleweed Connection(エルトン・ジョン3)』から《Come Down in Time》(遅れないでいらっしゃい)と、シンガーソングライターのジョニ・ミッチェルがアルバム『Mingus(ミンガス)』で歌った《The Dry Cleaner from Des Moines》は、お気に入りの作品として収録されました。