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DVD

ベルトルト・ゴルトシュミット : 歌劇≪ベアトリーチェ・チェンチ≫全3幕 / ヨハネス・デブス | ウィーン交響楽団 (Berthold Goldschmidt : Beatrice Cenci) [DVD] [Import] [日本語帯・解説付]

2019/11/21 発売

KKC-9456

在庫

¥4,642 (税抜価格 ¥4,220)

悲劇の美少女ベアトリーチェ・チェンチを題材としたゴルトシュミットの歌劇が、映像初リリース!
2018年ブレゲンツ音楽祭のライヴ!

[商品番号 : KKC-9456]
[原盤番号 : 75-1408]
[版型 : DVD]
[画面 : NTSC,16:9]
[音声 : PCM ステレオ、DTS5.1]
[リージョン : ALL (Free)]
[原語 : ドイツ語]
[字幕 : 英韓日]
[収録時間 : 107分]
[Import]
[日本語帯・解説付]
[C Major / King International]

ベルトルト・ゴルトシュミット (1903-1996) : 歌劇≪ベアトリーチェ・チェンチ≫全3幕

ヨハネス・デブス (指揮)
ウィーン交響楽団
プラハ・フィルハーモニー合唱団 (合唱指揮 : ルカーシュ・ヴァシレク)

クリストフ・ポール (フランチェスコ・チェンチ / バリトン)
シャミリア・カイザー (ルクレツィア / メゾ・ソプラノ)
ガル・ジェイムズ (ベアトリーチェ・チェンチ / ソプラノ)
クリスティーナ・ボック (ベルナルド / メゾ・ソプラノ)
ペル・バッハ・ニッセン (枢機卿カミーロ / バス)
ミヒャエル・ラウレンツ (オルシーノ / テノール)
ヴォルフガング・シュテファン・シュヴァイガー (マルツィオ / バリトン)
セバスチャン・ソレス (オリンピオ / バス)
ピーター・マーシュ (裁判官 / テノール)

演出 : ヨハネス・エラート
舞台 : カトリン・コンナン
衣裳 : カタリーナ・タッシュ
照明 : ベルント・プルクラベック
ドラマトゥルギー : オラフ・A・シュミット
映像監督 : フェリックス・ブライザッハ

収録 : 2018年7月18日 | ブレゲンツ祝祭劇場

★ 2018年ブレゲンツ音楽祭のライヴ映像で、ゴルトシュミットの歌劇≪ベアトリーチェ・チェンチ≫、映像商品としては初のリリースとなります。
ゴルトシュミットは、1903年ハンブルクのユダヤ人家庭に生まれ、若くして指揮者、作曲家としての才能を開花、当時の音楽の中心ベルリンで活躍していました。1932年マンハイム国民劇場で歌劇≪堂々たるコキュ≫が絶賛されるも、1933年のナチスの台頭により作品の発表の機会を奪われ、彼の作品は退廃芸術の烙印を押されることとなります。1935年に英国へ亡命、戦後しばらく音楽家としての活動の機会は絶たれたままで、BBC放送の職に就いていました。1947年にエディンバラ音楽祭でヴェルディ≪マクベス≫を指揮、1960年にはデリック・クックによるマーラー交響曲第10番の補筆演奏で成功を収めるなど徐々に音楽家としての活動を再開するも、ほとんど作曲は行っていませんでした。作曲家としての活動は1980年代頃から再開し、87歳となった1990年からは再び精力的に作曲活動を行っています。その1990年代にはDECCAの名企画「退廃音楽」シリーズで取り上げられ作曲家としての復活の契機となりました。
この歌劇≪ベアトリーチェ・チェンチ≫は、1948年ブリテン・ファスティヴァルのためのオペラ作品として応募したもの。BBCの同僚であったマーティン・エスリンに台本を依頼し作曲。作品は入賞したものの上演されることなく、1988年ロンドンでコンサート形式にて初演、1994年にはベルリン芸術週間で演奏、録音。また同じ年にマグデブルクでオペラとして初めて上演されるまで半世紀近く忘れ去られていました。
題材となったベアトリーチェ・チェンチ (1577-1599)は、ローマの貴族の娘で父親殺しの罪で処刑された悲劇の女性です。父親フランチェスコ・チェンチは、暴力的で悪業を重ねてきた人物。貴族という地位と教皇への賄賂でその罪を免れてきました。フランチェスコは2番目の妻ルクレツィアや息子を虐待し、娘ベアトリーチェにも乱暴を働いていました。耐え切れなくなったルクレツィアとベアトリーチェはフランチェスコの殺害を計画、実行します。しかし殺人がばれて恩赦するも有罪となり、斬首の刑に処されてしまいます。
本上演では、父親フランチェスコ・チェンチには期待のバリトン歌手クリストフ・ポール、妻ルクレツィアには2017年からボン劇場の専属歌手として活躍しているメゾのシャミリア・カイザー、そしてベアトリーチェには 1977年イスラエル出身でドイツを拠点とするソプラノのガル・ジェイムズ。演出は、ウィリー・デッカー、ニコラス・ブリーガー、ギー・ヨーステン、ピーター・コンヴィチュニーらの助手を務めていたヨハネス・エラート。ブレゲンツ音楽祭のレジデント・オーケストラ、ウィーン交響楽団を指揮するのは、カナディアン・オペラ・カンパニー音楽監督を長年勤めるドイツ出身のヨハネス・デブスです。