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DVD

ブリュノ・モンサンジョン・エディション Vol.3 ~ リヒテル、ロジェストヴェンスキー (Bruno Monsaingeon Edition 3 ~ Sviatoslav Richter | Gennadi Rozhdestvensky) [5DVD] [輸入盤] [日本語帯・解説付]

2016/06/30 発売

KKC-9152

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¥7,638 (税抜価格 ¥6,944)

「ショスタコーヴィチの証言」に匹敵する衝撃! 歴史の証人ロジェストヴェンスキーがすべてを赤裸々に語った! 

[商品番号 : KKC-9152/56] [5DVD] [NTSC] [DTS 5.0] [リージョン : 0 (Free)] [10h 42'00''] [字幕: 日英仏独] [Import] [日本語帯・解説付] [EuroArts / King International]

[収録内容]

[DVD 1] [4:3] [PCM STEREO / 音声: 露・独]
スヴャトスラフ・リヒテル / 謎 (エニグマ) ~ 蘇るロシアの巨匠 (第1部) (1998)

[DVD 2] [4:3] [PCM STEREO / 音声: 露・独]
1. スヴャトスラフ・リヒテル / 謎 (エニグマ) ~ 蘇るロシアの巨匠 (第2部) (1998)
2. トゥーレーヌ音楽祭 ~ モーツァルト : ピアノ協奏曲 第9番 変ホ長調 「ジュノム」 K.271
スヴャトスラフ・リヒテル (ピアノ) | ロリン・マゼール (指揮) | フランス国立管弦楽団 / (1966年ライヴ)

[DVD 3] [4:3] [DD 2.0 / 音声: 露]
1. 赤い指揮棒 (2003)
2. ロジェストヴェンスキー ~ 指揮者それとも魔術師? (2003)
3. シュニトケ : 死せる魂 / プロコフィエフ : カンタータ 「乾杯」
ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー (指揮) | モスクワ・シンフォニック・カペレ&合唱団 | ヴィクトリア・ポストニコワ (ピアノ)

[DVD 4] [16:9] [PCM STEREO / 音声: 露・仏・英]
ロジェストヴェンスキーの証言 (第1部) / 1999、2002、2003、2015年 収録

[DVD 5] 1: [16:9] [PCM STEREO] | 2: [4:3] [DD 2.0 / 音声: 露・仏・英]
1. ロジェストヴェンスキーの証言 (第2部) 1999、2002、2003、2015年 収録
2. アンドレイ・チェスノコフ ~ テニス選手の肖像 (1989)

監督 : ブリュノ・モンサンジョン

モンサンジョンによるドキュメンタリー・シリーズの第3弾はロシア編。リヒテルに語らせた1998年制作の「謎(エニグマ)」は世界に衝撃を与えました。現在入手困難となっている同作品が驚きの価格で再発売となります。もちろん日本語字幕付き。また今回、1966年トゥーレーヌ音楽祭から、モーツァルト: ピアノ協奏曲 第9番 変ホ長調 「ジュノム」をマゼール指揮フランス国立管弦楽団と共演した映像も初出。リヒテルの神業を味わえます。
今回の目玉はリヒテルでなく、読売日本交響楽団の名誉指揮者としておなじみ、今年9月にも来日が予定されているロジェストヴェンスキーのドキュメンタリーも3篇。そのうち2003年制作の「赤い指揮者」と「ロジェストヴェンスキー ~ 指揮者それとも魔術師?」は、今回日本語字幕を付けての再発売。それにより、このドキュメンタリーの価値が倍増しました。ことにプロコフィエフがスターリンの還暦祝いに作曲したカンタータ「乾杯」の指揮全曲演奏に傑作。裏で血の粛清を行っているのに慈悲深く偉大な首領様と讃えられる歌詞と、プロコフィエフ屈指の素晴らしい音楽のギャップ。ロジェストヴェンスキーが何とも言えない表情で指揮しているのが見ものです。
さらに衝撃なのが最新作「ロジェストヴェンスキーの証言」。ロジェストヴェンスキーはスターリン時代からプーチン時代までをしたたかに生き抜き、ソ連=ロシアの楽壇の表と裏をつぶさに目撃した稀有な人物ながら、大のインタビュー嫌いでこれまで本心を明かしたことがありませんでした。それは命にかかわることゆえですが、その彼が4時間にわたり、国や同僚たちについて赤裸々に語ります。ショスタコーヴィチ、シュニトケに対する親愛の情に比べ、政府、スターリン、フレンニコフほかへの容赦ない罵詈雑言はヴォルコフの「ショスタコーヴィチの証言」と重複する点も多く興味津々。スターリンとプロコフィエフ両者が奇しくも亡くなった同日のモスクワの様子や、ストラヴィンスキーの来ソ、ゴロワノフの人情味あふれるエピソードは初めて聞くもので臨場感たっぷり。さすが歴史の証人と申せましょう。オリジナル・ロシア語から字幕作成というのも貴重、ロシア音楽関係者必見の最重要資料です。
最終巻のおまけとして、音楽と全く関係のないソ連初のテニス・チャンピオン、アンドレイ・チェスノコフ(1966~)のモンサンジョンによるインタビューも収録。ブルジョワのスポーツとしてソ連時代にほぼ姿を消していたテニスで、ロシア人として初めて4大大会に出場、1991年7月のカナダ・マスターズではあの松岡修造と準々決勝まで進んだヒーロー。モンサンジョンの方法論は音楽と全く同じで、チェスノコフの口から政府の不当さと搾取を語らせ、ソ連における音楽とスポーツが同じ扱いだったことを認識させてくれます。