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CDアルバム

ラモー (1683-1764) : カストールとポリュックス [1754年版] (Jean-Philippe Rameau : Castor & Pollux [1754] / Ainsworth | Sempey | De Negri | Margaine | Devieilhe | Immler | Pygmalion | Raphael Pichon) [2CD] [輸入盤] [日本語帯・解説・歌詞訳付]

2015/10/30 発売

KKC-5492

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¥7,700 (税抜価格 ¥7,000)

[商品番号 : KKC-5492/93] [原盤番号 : HMC-902212] [2CD] [Import CD] [日本語帯・解説・歌詞訳付] [harmonia mundi / King International]

[収録内容]
ラモー (1683~1764) : カストールとポリュックス [1754年版]

カストール / コリン・アインスワース (テノール)
ポリュックス / フロリアン・センペイ (バリトン)
テライール / エマニェル・ド・ネグリ (ソプラノ)
フェーブ / クレマンティーヌ・マルガイヌ (メゾ・ソプラノ)
ユピテル / クリスティアン・インムラー (バリトン)
クレオン | 幸運な影 | ヘベの侍女 / サビーヌ・ドヴィエイユ (ソプラノ)
ユピテルの大司祭 / ヴィルジル・アンスリー (バス)
ラファエル・ピション (指揮)
アンサンブル・ピグマリオン

録音 : 2014年7月
ジャケット絵画 : ターナー「マーゲイトの日没」 (1840)


ラモーのカストールとポリュックスは、1737年に初演された後、1754年に再上演されました。1750年代といえば、音楽史上重要なブフォン論争のまっただなか。ラモーを代表とするフランス派と、フランス・バロックオペラの豪奢な世界を不自然だとするルソーに代表されるイタリア派との争いとなったブフォン論争において、ラモーの一連の作品は非難の対象となってしまっていました。そんな中、1754年にいわばフランス派の最後の切札として再上演されたのが、この「カストールとポリュックス」でした。再上演に際し、ラモーはプロローグを削除、第1幕は全く新しく創作、さらにいくつかの改訂をくわえ、よりドラマティックな構成に仕立て直しました。この再演版は大成功をおさめ、翌年の1755年まで定期的に上演され、1763年には宮廷で上演、さらに1764年と、ラモーの死の半年前65年にも上演されました。その後1770~82年までもたびたび上演されています。神話の世界のきらびやかさと、洗練されたオーケストレーションは、古典派のオーケストラ時代の到来を告げているともいえるでしょう。この1754年版を、ピション率いるアンサンブル・ピグマリオンが、実に鮮烈に演奏しています。

あらすじは、神話の兄弟カストールとポリュックスの物語。彼らが織りなす複雑な恋模様から生まれた嫉妬と策略により、カストールは戦の中で命を落としてしまう。ポリュックスは、自分の永遠の命を失っても兄を助けてほしいと神に嘆願する。その自己犠牲の精神に心動かされたユピテルが、兄弟の双方に永遠の命を授け、ふたりは天界の双子、カストールとポリュックス(ふたご座)となる、という物語。