学園ドラマのルーツ、団塊世代の“青春のバイブル”となったテーマがよみがえる！ 

“学園青春ドラマ”といえば近年では『GTO』『ごくせん』『ウォーターボーイズ』『スィングガールズ』の大ヒットが記憶に新しいが、それらのルーツは1965年にスタートした日本テレビの青春学園シリーズにあります。スポーツを通じて熱血教師と生徒たちがぶつかり合う熱血ドラマに日本中の視聴者は共感しました。いまでも団塊世代にとっては懐かしい“青春のバイブル”となっています。95年にキングとコロムビアの共同企画で出されたCD『青春ドラマシリーズ・ソングブック』は15年にわたるシリーズの主題歌・挿入歌を集めた企画盤としてファンから支持を集めましたが、その前半部であるキング盤（KICS-508）は廃盤になって久しく中古市場ではプレミアの対象となっています。 次回のCDは1965-69年放送された『青春とはなんだ』『これが青春だ』『でっかい青春』『進め！青春』『炎の青春』の第1期5作品の主題歌・挿入歌をもれなく収録（前回未収録であった『炎の青春』を加えこの第1期では唯一サントラLPが存在した『これが青春だ』は全曲を収録）。この第1期こそいずみたく作曲、岩谷時子作詞という黄金コンビで『これが青春だ』『貴様と俺』など歌謡ポップスのエヴァーグリーン・ヒットを次々生み、布施明、竜雷太、浜畑賢吉をスターダムに押し上げ、岡田可愛、松本めぐみらアイドル女優の歌唱路線の先鞭を付けた、TV・歌謡史に残る“名ドラマ”だったのです。音楽を通じてブラウン管の彼方に置き忘れた、テレビ草創期の熱気と時代のムードを呼び覚ますことで、テレビ世代には懐かしく、若い世代にはレトロフューチャー的な感覚で楽しんでもらう「TV AGE」シリーズ中の1枚。