CDアルバム
リヒャルト・シュトラウス:アルプス交響曲/ドン・ファン
1915年10月の作曲者指揮による世界初演の翌年には、メンゲルベルクの指揮でRCOによるオランダ初演が行なわれた「アルプス交響曲」。 この成功を受けて、一週間後には作曲者の指揮でもRCO再演が果たされています。 こうした歴史的背景を受けての、天性の語り口のうまさで鳴らすヤンソンスによるRCOを指揮した当録音には期待せずにはいきません。 眼下に拡がる壮大なる音のパノラマ。日の出を迎えてのまばゆいばかりの輝きや、 刻一刻と姿を変えゆく山の姿を、陰影ゆたかに、かつ破格のスケールで描いてゆきます。鮮明を極めた録音とRCOの表現力、美音の氾濫に圧倒されます。 リヒャルト・シュトラウス: 1.交響詩「ドン・ファン」 作品20 2.アルプス交響曲 作品64 マリス・ヤンソンス(指揮) ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団 録音:2007年10月、2008年1月(1)、2007年9月(2)コンセルトヘボウ、アムステルダム(ライヴ) 原盤:RCO LIVE Ⓟ2008 国内発売旧CD:KKC.5331(RCO.08006)(SACD Hybrid) レコ芸特選