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CDアルバム

ブルックナー:交響曲第8番

アナログ・マスターテープから20数年、30数年ぶりにCD再復刻!
セブンシーズ(旧チェトラ・レーベル)のフルトヴェングラー秘蔵音源が最新デジタル・リマスタリング&“高品質CDの決定版”UHQCD仕様でよみがえる!!

最晩年に円熟の極みに達したフルトヴェングラー芸術の貴重な記録。

2017/03/22 発売

KICC-1364〜5

定価:¥3,080 (税抜価格 ¥2,800)

ヴィルヘルム・フルトヴェングラー指揮
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1954年4月10日 ウィーン、ムジークフェラインザール(ライヴ)

●LP世界初出は伊CetraからFE-17で。キングではK20C-191/2(1982.8)で本邦初発売したもののその後はCD化されずにいた音源。
 いっぽうでOREFEOからの輸入盤C834118を「ウィーン・コンサート・ボックス」KICC-91067/84として2013年に国内発売したが、
 このなかに本演奏音源が収録されていた。今回、旧Cetra音源(DISCOS制作のマスターテープ)から35年ぶりデジタル・リマスタリングして初CD化!
●フルトヴェングラーがなくなる7か月前の演奏。ブルックナーの8番には4種類の録音が残されていますが、
 この死の年、ウィーン・フィルを指揮した演奏では、それまでの全集版(ハース版)にかわって、初版(改訂版)を使用しています。
 ブルックナー解釈のうえで到達した結論、険しさ・激しさより深遠で精美な世界を追求した演奏といってよいでしょう。
 演奏時間は4種のなかでもっとも長く、特に全体の中心となる第3楽章にいたっては27分を費やし、心の底から音楽を謳いあげています。
 巨大で深く、美しい、どこか諦観の境地をもうかがわせる、ファン必聴の録音・記録です。
 「フルトヴェングラーの演奏がブルックナーには適していないという大方の評は、1940年代の演奏の貧弱な音響と彼の激烈な表現から来るものであって、
 この1954年の最晩年の演奏は、それらを克服した『人間的なブルックナー』の最良の再現例として、永く聴き続けられ、研究されるべき至宝であると言えよう。
 このCDでは、以前よりさらに改善された音響でブルックナーの世界を堪能できるので、
 フルトヴェングラー指揮のブルックナー演奏の悪評価が覆ることを期待したい。」(川ア高伸、ライナー・ノーツより)