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CDアルバム

ジョン・アダムズ・エディション / ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 (John Adams / Berliner Philharmoniker | Gustavo Dudamel | Alan Gilbert | Kirill Peternko | Sir Simon Rattle) [4CD+2Blu-ray] [輸入盤] [日本語帯・解説付]

2017/11/20 発売

KKC-9271

在庫

¥14,300 (税抜価格 ¥13,000)

現代最高峰の指揮者たちが振る !
世界一のオーケストラが選んだ作曲家ジョン・アダムズ
次期首席ペトレンコとベルリン・フィルの初録音も含む !

[商品番号 : KKC-9271/6] [4CD+2Blu-ray] [Import] [日本語帯・解説付] [Berliner Philharmoniker Recordings]

[収録内容]
ジョン・アダムズ (1947~) : 

Disc 1 (CD)
「ハルモニーレーレ (和声学)」 (1984~85) (42'05'')
ジョン・アダムズ (指揮)
録音 : 2016年9月17日
「ショート・ライド・イン・ア・ファスト・マシーン」 (1986) (4'12'')
アラン・ギルバート (指揮)
録音 : 2016年12月3日
管弦楽のための「シティ・ノワール」 (2009) (34'13'')
グスターヴォ・ドゥダメル (指揮)
ティモシー・マクアリスター (サクソフォン)
録音 : 2017年6月9日

Disc 2 (CD)
管弦楽のための「ロラパルーザ」 (1995) (6'36'')
アラン・ギルバート (指揮)
録音 : 2016年12月3日
ヴァイオリンと管弦楽のための劇的交響曲「シェヘラザード2」 (2014) (48'09'')
ジョン・アダムズ (指揮)
リーラ・ジョゼフォヴィッツ (ヴァイオリン)
録音 : 2016年9月17日
バリトンと管弦楽のための「ウンド・ドレッサー」 (1988~89) (18'32'')
キリル・ペトレンコ (指揮)
ゲオルク・ニーグル (バリトン)
録音 : 2017年3月23日

Disc 3 & 4 (CD)
受難オラトリオ「もう1人のマリアの福音書」 (2011~12) (2h 24'00'')
サー・サイモン・ラトル (指揮)
ケリー・オコーナー (メゾソプラノ/マリー)
タマラ・マンフォード (メゾソプラノ/マルタ)
ダニエル・ブーベック (カウンターテナー)
ブライアン・カミングス (カウンターテナー)
ネイサン・メドリー (カウンターテナー)
ピーター・ホア (テノール/ラザロ)
ベルリン放送合唱団
ダニエル・ロイス (合唱指揮)
録音 : 2017年1月28日

Disc 5 (Blu-ray) このブルーレイ・ディスクには、下記の曲のコンサート映像が収録されています
「ハルモニーレーレ (和声学)」
「ショート・ライド・イン・ア・ファスト・マシーン」
管弦楽のための「シティ・ノワール」
管弦楽のための「ロラパルーザ」
管弦楽のための「ロラパルーザ」
ヴァイオリンと管弦楽のための劇的交響曲「シェヘラザード 2」
バリトンと管弦楽のための「ウンド・ドレッサー」
ボーナス : ジョン・アダムズとサラ・ウィリス (ホルン奏者)との対話 (19'00'')

Disc 6 (Blu-ray) このブルーレイ・ディスクには、下記の曲のコンサート映像とドキュメンタリー映像が収録されています
受難オラトリオ「もう1人のマリアの福音書」
ドキュメンタリー : 「ショート・ライド・ウィズ・ジョン・アダムズ」 (45'00'')
ボーナス : ジョン・アダムズとピーター・セラーズの対話 (17'00'')

ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

録音場所 : フィルハーモニー / ベルリン
[24bit/192kHz録音]

[Blu-ray]
画面: Full HD 1080/60i 16:9
音声: 2.0PCM Stereo、5.1DTS-HD Master Audio
リージョン: ALL
日本語字幕付

[ダウンロード・コード]
この商品には、上記全曲のハイレゾ音源 (24bit/192kHz)をダウンロードするためのURLとそのパスワードが封入されています

[デジタル・コンサートホール]
ベルリン・フィルの映像配信サービス「デジタル・コンサートホール」を7日間無料視聴できるチケット・コードが封入されています

ジョン・アダムズ・エディションの意義
現代アメリカを代表する作曲家、ジョン・アダムズ。戦後のアメリカでもっとも影響力が強く、また高い人気を誇ります。ベルリン・フィルは、2016/17年シーズンのアーティスト・イン・レジデンスに作曲家として初めてジョン・アダムズを迎え、シーズンを通して彼の作品を様々な指揮者が演奏しました。この「ジョン・アダムズ・エディション」は、その特別なシーズンの記録とベルリン・フィルがこのように同時代の作曲家を取り上げ、新しい作品の紹介と普及に努めていることの証となるでしょう。アダムズの音楽は、決して難解ではありませんが、その音楽の圧倒的迫力、音響的快楽を世界最高峰のオケで存分に味わうことができます。

アダムズ、指揮者としてベルリン・フィル、デビューを飾る
アダムズ自身による演奏の作品「ハルモニーレーレ」と「シェヘラザード2」。2016年9月に行われたベルリン・ムジークフェストの枠でベルリン・フィルに客演した時の演奏で、何と指揮者としてのデビューも飾っています。1985年に初演された「ハルモニーレーレ」。「サンフランシスコ湾の大きなコンテナ船が、宇宙船のように空に向かって飛んで行く」というアダムズ自身が見た夢から啓発されて書かれた作品で、冒頭ではホ短調の和音が祝砲のように繰り返し鳴らされます。続いてヴァイオリン協奏曲「シェヘラザード 2」。これはアダムズがパリのアラブ世界研究所に展示された「千夜一夜物語」の展覧会、特にシェヘラザードの像にインスピレーションを受けて書かれた作品。「この物語の多くに見られる、女性への当たり前のような暴力から、私は今の時代毎日のように接するニュース映像について熟慮するようになった。それで独奏ヴァイオリンを主人公にした劇的交響曲を作曲するというアイデアが生まれた」とアダムズは語ります。この作品では具体的な物語が描かれているわけではありませんが、暴力や抑圧を非難する彼のメッセージが込められています。宗教の狂信者に追われ、裁判にかけられるシェヘラザードは、フィナーレでついに自由を見出すことになります。2015年の初演者であるリーラ・ジョゼフォヴィッツがソロを務めています。

ドゥダメルのロス・フィル就任記念委嘱作品
ドゥダメルによる「シティ・ノワール」。ドゥダメルがロサンゼルス・フィルの首席指揮者に就任した記念公演で初演され、大きな成功を収めた作品。3楽章から成り、1940年代から50年代にかけてアメリカ社会の雰囲気を退廃的に描いたフィルム・ノワールの影響を受けて書かれました。アダムズは1980年代から90年代に多用したミニマル音楽の要素を抑え、冒頭ではストラヴィンスキーからガーシュイン、バーンスタイン、ミヨー、さらにジョン・コルトレーンまで様々な音楽的要素を散りばめています。さらに中間楽章ではジャズのリズムが加わり、50年代初頭のアメリカに聴き手を誘うでしょう。その後に登場するトロンボーンのソロは、デューク・エリントン楽団の2人の名トロンボーン奏者をイメージしたものだとアダムズは語っています。

アラン・ギルバートによる疾走感溢れる2作品
日系アメリカ人指揮者のアラン・ギルバートは、活気あるリズムと明るいオーケストレーションの「ショート・ライド・イン・ア・ファスト・マシーン」とサイモン・ラトルの40歳の誕生日に際して書かれた音楽「ロラパルーザ」の2つの作品を取り上げています。

ラトル指揮による大作、セラーズとアダムズのコラボレーション
このエディションのメイン・プログラムである、オラトリオ「もう1人のマリアの福音書」は現・首席指揮者ラトルが振ります。2015/16シーズンに同じくアーティスト・イン・レジデンスを務めたピーター・セラーズが演出したもの。「もう1人のマリア」とは、マグダラのマリアのこと。2012年にロサンゼルスで初演されたこの音楽劇では、キリストの受難が、彼に最後まで付き添い、最初にその復活の証人となったと言われる彼女の視点から描かれています。アダムズとセラーズの共同作業の目的は聖書を書き直すことではなく、新約聖書と旧約聖書、中世の神秘主義者、20世紀の女性解放や政治の活動家、さらにホロコーストの生存者からの引用をコラージュして台本を編纂しています。カウンターテナーによる3人の福音史家を始めとする歌手陣にも注目です。